2020年度 テルモグループ入社式 歓迎の辞(抜粋) 「独自の輝きを放つpurposeを持つテルモで、たくましく成長を」

2020年4月 1日

代表取締役社長CEO 佐藤 慎次郎

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。今年は、ウェブ中継での実施という異例の入社式となってしまい、直接お目にかかってメッセージを伝えられないことが残念です。しかし、こうして多くの方をテルモグループに迎え入れられたことを、心よりうれしく思います。近いうちに、会える日が来ることを楽しみにしています。
 皆さんは、世界的なパンデミックの脅威が広がる中、この日を迎えました。しかし、悲観する必要はまったくありません。テルモは盤石の構えでこの危機に立ち向かっています。この厳しい環境にあっても「医療を止めない」という思いから、全世界で安定供給のために最大限の努力を継続しています。さらに、多岐にわたる製品を通じて新型コロナウイルス感染症の予防と治療にも貢献しています。

 さて、皆さんは、企業経営における「Purpose」という言葉を聞いたことがありますでしょうか? 現在、世界的に注目されている言葉で、この言葉の広がりとともに、改めて、社会やステークホルダーから、企業の「存在意義」が問われています。
 この点においてテルモの存在はきらりと独自の輝きを放っています。なぜなら、テルモほどpurposeが明確な会社はないからです。1921年の設立以来、「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、一貫して医療を取り巻く課題の解決に取り組み、医療現場に新しい価値を届けてきました。
 テルモの設立発起人の一人である北里柴三郎博士は、伝染病予防と細菌学の研究に、その生涯をささげました。テルモの事業活動においても、感染に対する取り組みは、主要テーマの一つであり続けています。今こそ、皆さんも含めたグループ全体でテルモの存在価値を発揮していくときです。

 入社にあたり、3つのアドバイスを送ります。

 一つ目は、グローバルに考えること。
 今回の感染が世界各地へ急速に拡大し経済活動に重大な影響を及ぼしているように、もはや世界はボーダーレスの時代を迎えています。地域特性を踏まえつつも、地球規模で物事を考え、日本で働く場合にも、常に世界の中の日本を意識してほしいと思います。英語はもちろん、中国語やその他の言語にも積極的に親しんでください。海外の異文化にもぜひ興味をもって接していただきたいと思います。

 二つ目は、コミュニケーションを大切にすること。
 ビジネスは人と人のコミュニケーションに応じて発展します。言いたいことを伝え、相手の意図を理解する。共感をベースに関係性を発展させる。当たり前のことのようですが、学生時代のテスト勉強だけでは育まれない能力です。上司、先輩、同僚たちと交わり、積極的な対話を心がけてほしいと思います。お客様とも誠心誠意に向き合って、その声に耳を傾けることから社会人としてのコミュニケーション能力は磨かれていきます。

 三つ目は、プロフェッショナルを目指すこと。
 医療の世界には、さまざまな有資格者が存在します。圧倒的な経験と知識を備えたその道のプロフェッショナルと仕事をするには、それ相応の覚悟と努力が必要です。前提となる倫理観はもちろんのこと、自分の仕事に関する高い専門性を備えてほしいと思います。若い皆さんでも努力と工夫次第で、その道のプロフェッショナルになることはいくらでも可能です。ぜひ挑戦し続けてください。

 皆さんは本日から、同じ企業理念を胸に、世界中の社員と働くことになります。そのことに誇りと喜びを感じてほしいと思います。そして、テルモと共にたくましく成長してください。皆さん一人ひとりが、自身のやりがい、生きがい、働く意義を、仕事の中から見いだしてくれることを心より望みます。

2020年度テルモグループ入社式概要

日時 2020年4月1日(水)13:00~14:00
実施形態 ウェブ中継(新入社員は、自宅や各工場研修室で参加)
新入社員数 283名

テルモ株式会社、テルモ山口株式会社、テルモ・クリニカルサプライ株式会社合同で開催

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。

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