テルモのステントグラフト「RelayPro」に関する日米国際共同治験の症例登録完了

2019年10月 1日

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、ステントグラフト「RelayPro」の日米国際共同治験で、全110例の症例登録が完了したことをお知らせいたします。胸部下行大動脈病変を対象とした本治験で得られる安全性・有効性の結果をもとに、米国と日本での製造販売承認取得に向けて準備を進めます。
 RelayProは大動脈への高い追従性と的確な留置を目指して設計され、従来品である「Relay Plus」*1のステントデザイン、素材、二重シース技術を継承しながら、折りたたまれたステントが収納されているシースの直径を約1mm小さくした製品です。この改良により、カテーテルを挿入する脚の血管が細い患者さんにも手術ができることに加えて、カテーテルを挿入した傷口がより小さくなり、合併症リスクが低減することが期待されます。欧州では、2018年から販売されています。
 テルモは、英国子会社バスクテック社と米国子会社ボルトン・メディカル社*2を中心に展開する心臓血管カンパニー血管事業において、Terumo Aortic*3という事業ブランドを展開しています。人工血管とステントグラフトを持つ同事業において、大動脈領域での製品・供給・サービスの質を高め、医師と患者さんにとって治療の選択肢が広がることを目指します。

ステントグラフトとは

 ステントグラフトは、大動脈瘤の治療を目的として使用される医療機器の一種です。カテーテルにより脚の血管から病変部位に運ばれ、血管内に留置され、大動脈瘤への血流を遮断します。大動脈瘤の治療法としては、外科的に胸部を切り開き、瘤を取り除き、代わりに人工血管を縫い付ける手術(人工血管置換術)を行うのが一般的ですが、患者さんの負担軽減などの観点から、ステントグラフトを使用する手術(ステントグラフト内挿術)も拡大しています。

  • *1

    従来品「Relay Plus」の販売名:Relay Plus 胸部ステントグラフトシステム

  • *2

    RelayProとRelay Plusは、ボルトン・メディカル社が開発・生産を担っています。

  • *3

    Aorticは、英語で「大動脈」という意味です。

  • RelayPro

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。

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