Move to topTop

テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、病棟で測定した血糖値を電子カルテに自動転送ができるグルコース分析装置「メディセーフフィットプロⅡ」と専用の測定チップ「メディセーフフィットプロチップ」を12月13日から全国の医療機関に向けて販売いたします。両製品で、2018年度に約3億円の売上を目指します。

メディセーフフィットプロⅡは、従来品の機能を引き継ぎ、使用する医療従事者と患者さんの認証を行い、血糖値を測定日時とあわせて本体に記録することができます。新たに、テルモ独自の測定チップのフィルター構造とグルコース分析装置のフォトセンサの技術によって、測定精度をさらに高めました※1。また、病棟で使用する医療従事者の安全と使い勝手を追求し、小型・軽量化とともに、シンプルなボタン操作によって、片手での操作性や携帯性の向上※2を図りました。

テルモは、メディセーフフィットプロⅡで、電子カルテと連携することにより、タイムリーな血糖値の共有を行い、治療方針の決定に役立てたり、血糖測定や測定値の記録に関するインシデントの低減や効率化を図ることを目指し、医療安全に貢献してまいります。

  • 200x200.jpg

    安全・使い勝手を追求した メディセーフフィットプロⅡ

  • 200x200_1.jpg

    タッチ通信で電子カルテに連携※3

200x200_2.jpg

測定精度を向上 メディセーフフィットプロチップ

  • ※1

    ・ メディセーフフィットプロチップとの組み合わせで、測定範囲を従来品の血糖値20~600mg/dLから10~1000mg/dLに拡大しました。

      ・ 臨床・検査標準協会のPOCT国際ガイドライン「CLSI POCT 12ーA3」で定められている試験方法 で、基準機に対して、

      「100mg/dL未満±12mg/dL以内に95%」「100mg/dL以上±12.5%以内 に95%」に準拠することが確認できました。

      (社内データ;N=158)

  • ※2当社従来品比
  • ※3NFC搭載。NFC(Near Field Communication):近距離無線通信技術の国際標準規格

メディセーフフィットプロⅡの主な仕様

測定範囲
血糖値10~1000mg/dL(1000モード) 
血糖値20~600mg/dL(600モード、互換モード)
ヘマトクリット値
10~70% (1000モード) 
20~60% (600モード、互換モード)
記憶容量
血糖測定1000件、QC点検200件(1000モード、600モード) 
血糖測定50件、QC点検20件(互換モード)
外形寸法幅:約51mm、奥行:約130mm、高さ:約28mm
重量約80g(電池含む)
一般的名称:グルコース分析装置
販売名:メディセーフフィットプロⅡ
医療機器届出番号:13B1X00101000083 特定保守管理医療機器
希望小売価格(税別):180,000円
 
一般的名称:血液検査用グルコースキット
販売名:メディセーフフィットプロチップ
体外診断用医薬品届出番号:13E1X80140000001
希望小売価格(税別):15,000円(100個入り)

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。