
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
コーポレートR&Dのグローバル化を促進
テルモのコーポレートR&D活動は、湘南センター(所在地:神奈川県足柄上郡)を拠点とし、次世代のテルモグループの成長を支える新事業・新技術の創出を目指して、医療現場をはじめとするさまざまなステークホルダーとの連携や現場ベースの開発を推進するとともに、グループが保有するコア技術の強化や革新的な技術の開発を進めてきました。
今回サテライト拠点としてD-TECTを開設することにより、医療機器の最大市場であり、開発・イノベーションの中心でもある米国で、現地のドクターの意見を聞きながら、探索活動を行います。また、テルモの強みであるコーティング技術や金属材料・加工技術、評価技術などを米国内のテルモグループに展開していく役割を担うほか、米国のスタートアップやアカデミアで生み出された新たなテクノロジーの探索も行い、自社技術のさらなる深化を目指します。
D-TECTは、製品軸での開発プロジェクトを担当するチームと、コーティングや金属加工といった技術軸でグループ会社の研究開発を支援するチームから構成されます。設立時の人員数は、コーポレートR&Dからの出向者と、現地で採用した研究員の合計で約10名です。今後、段階的に機能と規模を拡張し、5年以内に30名体制とすることを計画しています。
テルモはこれからも、イノベーションの創出を通じた「医療の進化」と「患者さんのQOL向上」への貢献を追求し、人々の健康といのちを支える価値ある製品やサービスを提供してまいります。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。