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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:鮫島 光)は、コーポレートR&Dの米国サテライト拠点「D-TECT(ディテクト、Discovery and TEchnology Center of Terumo)」を2025年4月1日に開設します。新拠点はカリフォルニア州アリソ・ビエホにオフィスを構え、米国内で、現地の医療機関との連携を深め、アカデミアやスタートアップの動向を把握しながら探索活動を行います。また、テルモグループ各社の研究開発・技術開発の支援を推進することで、コーポレートR&D活動のグローバル展開を一層加速させることを目指しています。
D-TECTが入る建物外観

 テルモのコーポレートR&D活動は、湘南センター(所在地:神奈川県足柄上郡)を拠点とし、次世代のテルモグループの成長を支える新事業・新技術の創出を目指して、医療現場をはじめとするさまざまなステークホルダーとの連携や現場ベースの開発を推進するとともに、グループが保有するコア技術の強化や革新的な技術の開発を進めてきました。

 今回サテライト拠点としてD-TECTを開設することにより、医療機器の最大市場であり、開発・イノベーションの中心でもある米国で、現地のドクターの意見を聞きながら、探索活動を行います。また、テルモの強みであるコーティング技術や金属材料・加工技術、評価技術などを米国内のテルモグループに展開していく役割を担うほか、米国のスタートアップやアカデミアで生み出された新たなテクノロジーの探索も行い、自社技術のさらなる深化を目指します。

 D-TECTは、製品軸での開発プロジェクトを担当するチームと、コーティングや金属加工といった技術軸でグループ会社の研究開発を支援するチームから構成されます。設立時の人員数は、コーポレートR&Dからの出向者と、現地で採用した研究員の合計で約10名です。今後、段階的に機能と規模を拡張し、5年以内に30名体制とすることを計画しています。

 テルモはこれからも、イノベーションの創出を通じた「医療の進化」と「患者さんのQOL向上」への貢献を追求し、人々の健康といのちを支える価値ある製品やサービスを提供してまいります。
 

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。