News release
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:鮫島 光)は、米国子会社Terumo BCT, Inc.(以下、テルモBCT)が、中国子会社テルモ医療産品杭州有限会社(所在地:中国浙江省 杭州市)の杭州工場において、テルモBCT製品の生産を行うことをお知らせします。
テルモBCTは、今後、杭州工場において、成分採血装置「Trima Accel(トリマ アクセル)」とアフェレーシス治療などに使用される遠心型血液成分分離装置「Spectra Optia(スペクトラ オプティア)」、加えて、これらの機器に対応するディスポーザブル製品の生産を予定しています。テルモBCTの血液や細胞治療に関する医療機器は、血液センターや病院、研究施設で採用され、中国においても広く認知されています。こうした製品を現地生産することにより、より多くの患者さんに製品を届け、新たな治療の選択肢を提供することを目指します。
テルモBCTの製品を取り扱うことで、杭州工場では、テルモの「心臓血管カンパニー」「メディカルケアソリューションズカンパニー」「血液・細胞テクノロジーカンパニー」、全3カンパニーの製品が生産されることとなります。
テルモは、1995年に杭州工場を設立し、医療用チューブなどの生産を中国国外向けに開始しました。現在杭州工場では、ポンプ用輸液セット、人工肺などさまざまな医療機器を生産しており、今後はテルモBCT製品の生産も担います。2018年には心臓カテーテル関連製品専業のエッセンテクノロジー北京有限会社を買収するなど、中国における生産基盤の強化を継続的に図っています。また、2000年代には中国に営業拠点を設立し、心臓カテーテルや人工肺、糖尿病関連製品など高機能品を中心に中国国内の販路を整備してきました。
テルモはこれからも、「医療の進化」と「患者さんのQOL向上」への貢献を追求し、人々の健康といのちを支える価値ある製品やサービスを提供してまいります。
杭州工場で生産するテルモBCT製品の概要
テルモ概要
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。