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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:鮫島 光)は、米国子会社テルモアメリカスホールディング社内に、ベンチャー投資を担うコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)部門「Terumo Ventures(テルモベンチャーズ)」を新設し、このほど活動を開始しました。

 Terumo Venturesは、医療機器スタートアップの集積地である米国マサチューセッツ州やカリフォルニア州に人員を配し、今後5年間に75百万米ドルの枠内で、循環器疾患治療や慢性疾患治療、デジタル技術などの領域の企業に投資を行います。これにより、スタートアップが有する革新的な技術や事業アイデアへのアクセスを強化し、テルモの研究開発活動とのシナジー創出や、オープンイノベーションの推進を図ります。

 テルモはこれまで、米国および中国のベンチャーキャピタルが運営するファンドへの参画を通じて、医療機器スタートアップとの関係構築に取り組んできました。新たにグループ内にCVCを設立することで、ベンチャー投資の機動性をさらに高め、新技術の獲得やM&Aパイプライン構築などのスピードを加速します。

 テルモは、5カ年成長戦略「GS26」において「デバイスからソリューションへ」というビジョンを打ち出し、医療課題への革新的かつ包括的な解決策の提供を目指しており、その一環としてイノベーション創出の強化に取り組んでいます。本年4月にはイノベーション担当役員のポストを新設し、その役員のもとで研究開発、DX、知的財産、臨床開発、ベンチャー投資などイノベーションに関連する機能を横断的に連携させる体制を整えました。

 テルモは今後も、内部開発と外部との協働の双方を組み合わせてイノベーションを追求する仕組みを強化し、社会に提供する価値の拡大に取り組んでまいります。
 

Terumo Venturesについて

組織の概要     テルモアメリカスホールディング社(テルモ100%子会社)の社内部門
設立日          2024年8月1日
投資枠            今後5年間で75百万米ドル

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。