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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、協和キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮本昌志、以下 「協和キリン」)と共同で開発したコンビネーション製品「ジーラスタ®皮下注3.6mgボディーポッド」が、12月6日から協和キリンより販売開始されることをお知らせいたします。

 ジーラスタ®皮下注3.6mgボディーポッドは、協和キリンが2014年から販売している「ジーラスタ®皮下注3.6mg」(一般名:ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)注射液)と、薬液を自動投与するデバイスを組み合わせたコンビネーション製品です。がん化学療法による発熱性好中球減少症*の発症を抑制する目的で使用されます。がん化学療法後、医療機関にてデバイスを起動し患者さんの身体に装着することで、約27時間後に薬剤が自動投与される仕様になっています。
 ジーラスタ®皮下注3.6mgは、通常医療機関でがん化学療法剤投与終了後の翌日以降に投与されます。このたび新たに開発したコンビネーション製品をがん化学療法と同日に使用することで、ジーラスタ投与のための通院が不要となり、患者さんの負担軽減が期待できます。

 テルモは、これまで培ってきた医療機器に関する知見と技術を生かして、ジーラスタ®皮下注3.6mgボディーポッドのデバイス部分の開発を進めてきました。テルモのファーマシューティカルソリューション事業は、これからも製薬企業のパートナーとなり、薬剤の価値を最大化させることに取り組んでまいります。
*  発熱性好中球減少症は、がん化学療法の副作用の一つで、好中球が減少し発熱した状態を指します。好中球は細菌などに対する生体防御を担っており、減少すると感染症の発生率が高くなり、また、重症化の危険性もあるとされています。

ご参考

メディカルケアソリューションズカンパニー ファーマシューティカルソリューション事業について
https://www.terumo.co.jp/business/pharmaceutical-solutions

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。