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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、中国大手の医療機器メーカー「威高集団有限公司」(ウェイガオ社)のグループ会社との合弁会社である「威高泰尓茂(威海)医療製品有限公司」(本社:中国山東省、ウェイガオテルモ社)が、8月に腹膜透析液の製造販売承認を新たに取得したことをお知らせいたします。本製品は、中国では初の中性化腹膜透析液で、2023年初旬の発売を予定しています。

 透析療法では、病気などの影響で慢性的に機能しなくなった腎臓の代わりに、人工的に血液中の不要な老廃物や水分を取り除きます。透析施設に通院して行う「血液透析療法(HD)」と、患者さん自身が自宅や職場などで行う「腹膜透析(PD)」の2種類があります。

 テルモは、1980年に在宅医療としての腹膜透析システムの開発に着手して以来、日本における腹膜透析療法の普及と発展に取り組んできました。2000年には、従来pHが酸性であった透析液をより体液に近いpHに改良した中性化透析液「ミッドペリックL」を日本で初めて発売し、この分野でイノベーションを主導してきました。

 中国では、2012年に合弁会社ウェイガオテルモ社を設立し、テルモはウェイガオテルモ社に対して技術・商標ライセンスの供与を行っています。また、製品の販売・アフターサービスを実施するウェイガオ社には、営業ノウハウの提供等、販売支援を実施しています。
 このたび、テルモが国内で培った腹膜透析液の中性化技術などをライセンス供与し、中国初の中性化腹膜透析液の製造販売承認を取得しました。中国では、まだ酸性の腹膜透析液しか市場にないため、今回の承認を足掛かりに、中国の透析患者さんに新たな選択肢を提供します。

 今後急速なニーズ拡大が予想される中国の透析市場において、より多くの患者さんのQOL向上に貢献してまいります。

中国の透析市場

 中国では現在、透析療法を必要とする末期腎不全患者が300万人いると言われており、10年以内にその数は450万人程度*まで拡大すると予測されています。そのうち腹膜透析を行っている患者数は、現在約12万人で世界最大規模です。さらに、10年以内には20万人程度*まで拡大すると見込まれています。
* ウェイガオ社推計

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。