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News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
科学的根拠に基づき、気候変動リスクの低減に取り組む
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、このたび、2030年度を目標年度とするグループとしての温室効果ガス排出量の削減目標を策定しました。この目標が、国際的な団体である「Science Based Targets initiative」(SBTイニシアチブ)から、科学的根拠に基づくものとして認定されました。テルモの目標は、2019年10月に適用が開始された「産業革命前からの気温上昇が2℃を十分に下回る」という新しい区分に該当します。
事業活動に伴う環境負荷の低減は、持続可能な社会を実現するために企業が果たすべき社会的責任であり、また、企業の持続的な成長を支える上でも重要な取り組みです。
特に気候変動リスクの低減に関して、2015年にはパリ協定が採択され、この達成に向けて、企業にも科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出量削減目標の策定と目標達成に向けた取り組みが期待されています。
テルモは、事業活動に伴う温室効果ガス排出量や廃棄物の削減、資源の有効活用、人にも環境にもやさしい製品の開発などに取り組んでいます。このたびの認定を契機に、世界的な課題である気候変動リスクの低減に向けて、グループ全体で取り組んでまいります。
スコープ1+2: 2030年度までに、温室効果ガス排出量を2018年度比で30%削減
スコープ3: 2030年度までに、売上収益あたりの温室効果ガス排出量を2018年度比で60%削減
(スコープ説明)
スコープ1: 直接排出(燃料燃焼などの自社の排出)
スコープ2: 購入した電気などのエネルギー生産に伴う間接排出(電力事業者等の排出)
スコープ3: スコープ2以外の間接排出(原料生産、輸送、廃棄などの他社の排出)
SBTイニシアチブとは、気候変動など環境分野に取り組む国際NGOのCDP、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所、世界自然保護基金による国際的な共同イニシアチブです。科学的根拠に基づく温室効果ガス排出量の削減目標を認定し、低炭素経済への移行を進める企業を後押ししています。
パリ協定の「産業革命前と比べた世界の気温上昇を、2℃を十分に下回る水準に維持しながら、1.5℃に抑えることを目指す」方針に基づき、認定企業を、「1.5℃」、「2℃を十分に下回る」、「2℃」*の3つに分類しています。
*「2℃」の区分は、2019年10月より前に認定された企業のみ。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。