News release
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、このたび経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「健康経営銘柄2020」に選定されました。健康経営銘柄は2015年に制定され、以来、テルモは毎年選定されています。6年連続選定の企業は6社のみです。
健康経営*とは、社員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。社員の活力や生産性の向上を促進し、長期的な成長を期待できる企業の指標として注目されています。
テルモは、「人財と組織の活性化」を経営テーマの一つとして掲げており、社員の健康を守り、健康意識の向上につながる活動に取り組んでいます。人事部、産業保健スタッフ、健康保険組合など総勢約60人で構成される組織横断の「テルモ健康経営推進チーム」が中心となり、活動事例や課題を共有することで、取り組みレベルの標準化を図っています。また、現場の課題を把握・分析し、全社共通の健康経営方針や年度計画を定め、効果を定量的・定性的に検証することで、施策の改良改善につなげています。テルモは今後も、社員一人ひとりの健康と活性化を促進して、広く社会にとって価値ある企業を目指してまいります。
掲げている重点テーマごとの主な取り組み
喫煙率・メタボ率の低減
・2016年度に国内全拠点での敷地内全面禁煙を実施。禁煙外来受診や禁煙補助剤購入の際の費用補助を行い、喫煙率は毎年継続的に1%ずつ低下しています。
・生活習慣改善に向けて、ウェブサイト上での体重記録のプログラムを提供。また、栄養バランスについての講演会や、特定保健指導を要する社員には、保健師による個別指導などを実施。
がんの早期発見・早期治療・職場復帰
・早期発見に向けて、法定の定期健康診断と同時にがん検診を受診可能に。健康保険組合が費用を全額補助することにより、受診率の向上につながっています。また、要精密検査を含めた二次検診の受診率は年々上昇。2018年度の二次検診受診率は91%(前年度比10ポイント増)。
・2017年に「がん就労支援制度」を制定し、がんに罹患しても治療と仕事を両立できる体制を整備。失効有休の1日単位利用や、無給休暇の付与など柔軟な働き方を実現。
ウィメンズヘルス
・乳がんや子宮頸がんなどの検査補助を健康保険組合で負担。
・婦人科領域の疾病や、「健康とキャリア」という観点でセミナーを開催。ライフステージにおいて訪れる性別特有のさまざまな心身の変化を知ることで、それぞれがいきいきと活躍できるキャリア形成をサポート。
自発的取り組みの奨励
・社内イントラネットに健康経営の特設サイトを設け、情報を発信。
・歩いた歩数をウェブサイトに入力し、画面上で果物を育てると本物の果物が届くバーチャルウォーキング大会を実施しています。その他、各事業所でスポーツ大会や健康セミナーなどを開催。
参考リンク
・テルモ株式会社「サステナビリティ」の取り組み:
https://www.terumo.co.jp/sustainability/
・健康経営銘柄概要(経済産業省ホームページ):
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_meigara.html
*「健康経営」は特定非営利活動法人 健康経営研究会の登録商標です。
テルモ概要
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。