
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
テルモ株式会社 代表取締役会長 三村孝仁
※年賀式での社内メッセージの抜粋です。
みなさん、明けましておめでとうございます。
年頭のメッセージにあたり、まず、本からの引用をご紹介します。以前も触れた歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリは、著書『21 Lessons』において、これからの世界は「変化だけが唯一不変」と、述べています。
そのような変化し続ける時代で生き残る策として、「精神的な柔軟性」、「情緒的バランス」、「自分が最も良く知っているものの一部を捨て去ること」、そして、「未知のものに平然と対応する力」が必要だ、と彼は続けています。
「未知のもの」に対応するために、情報は必要です。第四次産業革命といわれる今日、確かに以前に比べて情報はたくさんあります。経験していないことでも、インターネット上のどこかには何かしらの情報があります。しかし反対に、情報がありすぎて、どれが正しいかの判断が難しくなってきています。
変化し続ける時代で過去の経験は頼りにならず、また、情報がありすぎて有効なものとそうでないものの見極めも難しい...では私たちはどうしたらいいのでしょうか?
私の年頭のメッセージは、私たち自身が「人から頼りにされる人になろう」「人から最初に相談しようと思われる人になろう」ということです。こういう人を英語では「Go-to Person」というそうです。文字どおり、困ったときに「行くべき人」です。
私は、我々一人ひとりが、Go-to Personと思われる人になり、そういう人が周囲にたくさんいる状態になれば、組織は活性化され、その結果、適応力が高い集団になるのではないかと思います。
私たちは、周囲の人からGo-to Personと思われているでしょうか?私自身、建設的なアドバイスができるGo-to Personであるように努めていきたいと思います。
新年を迎え、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックまで、あと半年余りとなりました。そして、オリンピックが終わるといよいよ、100周年記念日(2021年9月17日)に向けて残り1年になります。今年1年、皆さんで力を合わせて、年初から元気にスタートしましょう。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。