
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
疼痛緩和の事業を拡大し、患者さんの痛み低減に貢献
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、本日9月17日から麻酔用鎮痛剤「フェンタニル注射液」を、全国の医療機関に向けて販売します。
本製品は、日本では2009年からヤンセンファーマ株式会社が後発医薬品として販売していましたが、2016年にピラマールクリティカルケア社が世界的な権利を取得しました。テルモは、2018年にピラマールクリティカルケア社と日本での独占販売契約を締結し、ヤンセンファーマ株式会社からの製造販売承認承継手続きを進めていました。
フェンタニル注射液は、手術中・術後の鎮痛剤として広く使用されています*。術後の痛みは、患者さんにとって「痛い」という不快感だけではなく、離床の遅れや、入院期間の延長につながります。そのため、痛みを最小限にし、術後の早期回復を目指すことが必要です。
テルモは疼痛緩和領域を重点分野の一つに掲げ、疼痛管理に使われるアセトアミノフェン静注液などを販売しています。このたびフェンタニル注射液を発売し、今後も製品ラインアップを拡充することで、患者さんの痛み低減に貢献してまいります
*本製品の効能・効果: ①全身麻酔、全身麻酔における鎮痛。②局所麻酔における鎮痛の補助。③激しい疼痛(術後疼痛、癌性疼痛など)に対する鎮痛。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。