
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、2017年1月19日に発表した大動脈瘤治療に用いるステントグラフト※を製造・販売するBolton Medical, Inc.(本社:米国フロリダ州)とその関連する事業の買収が3月31日(米国東部時間)に完了しましたので、お知らせいたします。買収額は174百万米ドル、同事業売上高は約45百万ユーロ(2016年12月期)です。
テルモは、本買収の対象事業を心臓血管カンパニーの血管事業に統合します。本買収により、ステントグラフトの製品ラインアップを広げるとともに、最大市場である米国への参入機会を得ることで、血管事業のさらなる成長につなげます。
本買収の業績に与える影響については、現在、買収後の取得原価配分(Purchase Price Allocation)中のため確定しておりません。必要に応じて速やかに公表いたします。
ステントグラフトは、大動脈瘤の治療を目的として使用される医療機器の一種です。カテーテルにより血管内に留置され、大動脈瘤への血流を遮断します。大動脈瘤の治療法としては、外科的に患部を人工血管に置換する手術を行うのが一般的ですが、患者さんの負担軽減などの観点から、ステントグラフトを使用する手術も拡大しています。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。