
News release
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)は、このたび、大動脈瘤治療に用いるステントグラフト※を製造・販売するBolton Medical, Inc.(本社:米国フロリダ州、以下「ボルトン社」)とその関連する事業をボルトン社の親会社から買収することに合意いたしました。
テルモは大動脈瘤治療機器の人工血管とステントグラフトを製造・販売しています。本買収により、ステントグラフトの製品ラインアップを広げるとともに、最大市場である米国への参入機会を得ることで、血管事業のさらなる成長につなげます。
本買収は今春に手続き完了を見込んでおり、買収資金は手元資金および負債による調達を予定しております。また、本買収に伴うテルモの業績、財務状態に与える影響については現在精査中です。
会社名 | Bolton Medical, Inc. |
設立 | 1998年 |
本社所在地 | 米国フロリダ州 |
事業内容 | 胸部・腹部ステントグラフトの製造・販売 |
売上高 | 約45百万ユーロ(2016年度) |
社員数 | 約300名(2016年12月現在) |
事業本部 | バスクテック社 |
(英国スコットランドに所在、2002年にテルモグループ加入) | |
事業内容 | 人工血管・腹部ステントグラフトの製造・販売 |
売上高 | 約139億円(2015年度) |
ステントグラフトは、大動脈瘤の治療を目的として使用される医療機器の一種です。カテーテルにより血管内に留置され、大動脈瘤への血流を遮断します。
大動脈瘤の治療法としては、外科的に患部を人工血管に置換する手術を行うのが一般的ですが、患者さんの負担軽減などの観点から、ステントグラフトを使用する手術も拡大しています。
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。