

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、医療現場からの「信頼」に応え、新しい価値の創造に「挑戦」し続けます。
日本赤十字社との「包括パートナーシップ協定」締結
テルモは、2024年5月に、日本赤十字社と「包括パートナーシップ協定」を締結しました。日本赤十字社と緊密な相互連携と協働による社会貢献活動を推進し、地域の医療・社会の発展や課題解決に向けて取り組みます。
災害医療の支援活動
近年自然災害が頻発し、被害が広範囲にわたる大規模災害が発生しています。被災地の医療機関が被害を受け、医療の提供が困難になる場合に備え、日本赤十字社では被災地で被災者の命と健康を守る医療支援チームの養成に取り組み、現場のニーズに合わせたさまざまな救護活動ができる人材を養成しています。
テルモはこの取り組みに賛同し、防災・減災をはじめとする日本赤十字社の活動を継続的に支援するために寄付を実施します。
テルモはこの取り組みに賛同し、防災・減災をはじめとする日本赤十字社の活動を継続的に支援するために寄付を実施します。

©日本赤十字社
献血推進活動
- 若年層への献血・啓発活動として、アソシエイト(社員)やその家族を対象にしたイベントや新入社員研修での献血体験などを開催します。
- 緊急で献血が必要な際に、全アソシエイトに献血の情報提供を行い、献血のために職場を離れる時間も勤務時間とみなすなどの配慮を行います。

献血推進イベント
地域の医療・社会の発展や課題解決に向けた取り組み
災害支援・献血推進以外の分野においても新たな取り組みを実施できるように日本赤十字社と連携を行い、社会貢献活動を推進します。
ケニアでの心臓カテーテル治療の普及・定着活動
テルモは、国立研究開発法人国立国際医療研究センターが主体となって実施する厚生労働省より委託された医療技術等国際展開推進事業※に二年連続で採択され、ケニアにおける日本式の安全・安心なカテーテル治療(患者さんの身体的負担が少ない手首の血管から行うカテーテル治療)の技術・医療機器および教育手法の普及、定着を推進しています。
※
日本の医療制度に関する知見や経験を低・中所得国と共有することで、高品質かつ相手国とのニーズに応える日本の医療製品・技術の国際展開を推進する事業
ケニアの医療課題の解決支援
ケニアでは、非感染症疾患、特に循環器疾患(心臓や血管が正常に働かなくなる疾患)により亡くなる方が増加していることが大きな課題となっており、循環器疾患治療に関わる現地の医療従事者の人材育成が求められています。
そこで、日本人医師の協力のもと、ケニアの医師に対して、カテーテル治療の実践的トレーニングを実施しています。
取り組み内容
- 日本人医師の協力のもと、日本、ケニアでの実地研修やオンライン研修を実施しています。今年度は、研修対象の医師の層を拡大しています。
- 日本では、テルモ独自のトレーニング施設である「テルモメディカルプラネックス」で、心臓血管モデルを使用した模擬治療トレーニングを実施しています。
- ケニアの医師継続研修制度(※)の専用ポイントの付与ができるシステムを整備しています。
※
医師免許更新に必要な研修制度


テルモメディカルプラネックスでの研修
目指す成果
より安全でQOLの高い治療を確立
- 日本式の安全・安心なカテーテル治療の定着率を向上させます。
- ケニア医師が、本研修により習得した教育手法を継続、自走するシステムを構築します。