卓越した技術のシナジーにより、
大動脈治療にイノベーションを創出します
血管事業は2002年からテルモのグループ会社となった英国バスクテック社と、2017年に新たにグループに加わった米国ボルトンメディカル社が開発・生産を担い、テルモグループで販売を行う事業で、胸部および腹部の大動脈疾患の治療に用いられる人工血管とステントグラフトを中心に提供しています。
当初は胸部や腹部の大動脈瘤や大動脈解離を外科的に治療する際に用いられる人工血管を中心に提供してきましたが、近年ではそれらの疾患をカテーテルを介して治療するステントグラフトの領域を拡大し、世界各国の医療現場に製品を提供しています。バスクテックとボルトンという共に高い技術力を誇るブランドが一つに統合されたことで、これからより多くの国や地域で患者さんの治療への貢献が期待されています。
一人ひとりの患者さんの治療部位や状態に合わせて最適な治療が行えるよう、素材や形状、サイズなど多彩な製品ラインアップを取り揃えるとともに外科手術・カテーテル治療の枠組みに限定されないイノベーティブな製品やサービスを創出することで、患者さんの治療に新たな可能性を提供します。
大動脈瘤および大動脈解離は、進行すると破裂する恐れがあるため、外科手術で人工血管に置き換える人工血管置換術、あるいはカテーテルを用いたステントグラフト内挿術で治療を行います。また、外科手術とカテーテル手術を組み合わせるハイブリッドな治療法もあります。
(注)これらの製品の薬事承認および販売状況は、国や地域により異なります。
胸部用人工血管
腹部用人工血管
胸部用オープンステントグラフト
(ハイブリッド型)
胸部用ステントグラフト
腹部用ステントグラフト
腹部用ステントグラフト