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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、2020年に発表したテルモ山口工場の開発製造受託(CDMO)の生産能力拡充をこのほど完了し、2023年12月より、増設した設備での生産稼働を開始しています。今回の増設により、テルモ山口工場のCDMO生産能力は2016年の稼働時と比較し約3.5倍となり、事業の持続的な成長を支える生産体制を実現しました。

 テルモのCDMOは、製薬企業とのパートナーシップを通じて、薬剤充填デバイスの設計から商用製造まで一貫してサポートするソリューションビジネスです。自己投与デバイスへの需要が増加してきており、国内だけでなく世界的にCDMOの需要が益々増加することが予想されています。そのような需要の高まりを背景に、テルモ山口工場ではこれまで継続的に生産設備を強化してきました。3回目となる今回の投資では総額約150億円をかけ、CDMO生産ラインの増強や倉庫棟・管理棟も新設し、生産体制のバックアップも強化しています。

 さらに、今回新たにカテーテル関連製品増産に向けた生産設備の増設投資を決定し、加えて将来のCDMO工場拡張に向けた用地の確保を目的に、隣接する工場跡地を取得します。これらの事業所増強計画について約28億円を投じる予定で、本日山口市と協定を調印しました。
 カテーテル関連製品増産の投資は、既存の生産設備をさらに増強する予定です。新設備の稼働開始は2026年12月を見込み、稼働に合わせて約150人の新規雇用も予定しています。なお、本投資は2017年に発表したカテーテル生産体制強化に関する投資の一部として含まれています。
 また、今回の土地取得は、将来の工場拡張を見据えたもので、テルモ山口工場のさらなる成長へと繋げていきます。

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。