TERUMO STORY エピソードで綴るテルモの歴史 SINCE1921

もどる

激動の時代の幕開けと創立80周年
───21世紀に船出したテルモ

「新しいテルモの歴史を創ろう」

GET80ポスター GET80ポスター

1989(平成元)年11月、ベルリンの壁が崩壊し、長く続いた東西冷戦が終結すると、世界は市場経済を軸としたグローバル経済の時代に大きく舵を取りました。そして21世紀に入るとグローバル化は加速し、企業は激しい国際競争の時代に突入していったのです。

こうした世界情勢の中、2001年9月17日、テルモは創立80周年を迎えることになりました。折しもその日の数日前、同時多発テロが米国を襲い、ニューヨーク市の世界貿易センタービルに、テロ組織によって乗っ取られた飛行機が突入、2棟とも崩壊するというショッキングなニュースが伝えられたばかりでした。テルモの80周年は、激しく揺れ動く21世紀の世界への船出でもあったのです。

テルモは80周年を機に「新しいテルモの歴史を創ろう」と動き出しました。たとえば、業務コンテスト「GET80」では、「自発・変革、自ら考え自ら行動」をキャッチフレーズに掲げました。テルモを取り巻く厳しい環境に対応して、「新しいテルモを創る」というコンセプトのもと、アソシエイト一人ひとりが、自発的に考え行動することで変革を実現しようというものでした。「GET80」では自ら掲げた目標を達成したアソシエイトの中から優秀者が選ばれ、豪華客船のクルーズに招待され、お互いに一層の努力を誓い合ったのです。

 

GET80クルーズ「飛鳥」にて GET80クルーズ「飛鳥」にて

「人にやさしい医療の実現」をめざして

創立80周年を機会に5年後の2007年に向けた新しい経営ビジョン「ビジョン2007」も掲げられました。テルモは、体温器メーカーとしてスタートした第1の創業期、ディスポーザブル医療機器、血液バッグ、ソフトバッグ入り輸液剤、人工臓器などの開発を遂げた第2の創業期と続いてきました。80周年を第3の創業期と捉え、「テルモはユニークな輝く技術で、人にやさしい医療を実現します」と宣言し、独自のコア技術を融合させユニークで革新的な商品を提供、患者さんをはじめ医療関係者、さらには環境や社会に対してやさしい医療の実現をめざすというビジョンを掲げたのです。

具体的には、患者さんのQOL(生活の質)を向上させる生活医療を提供すること、テルモに蓄積された技術を結集し、痛みの少ない商品や痛みをコントロールするデバイスを開発すること、さらには、グローバル化時代に対応し、再生医療や人工臓器の開発など世界に通用するグローバル・テクノロジーにチャレンジしようというものでした。

21世紀を迎えて掲げた「人にやさしい医療の実現」は、テルモの共通言語として、いまに続く企業の精神として受け継がれています。

このページの先頭へ

前の記事へ