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次の100年を見据えて、価値あるソリューションを創造し、
医療の進化に役立つ存在を目指す

ステークホルダーの皆様には、日頃よりテルモグループの事業活動にご理解、ご支援を賜り、心より御礼申し上げます。また、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。

今、世界の医療は大きく変わろうとしています。あらゆる技術の進化が医療の「パラダイムシフト」を加速させ、足もとでは新型コロナウイルス感染症の世界的流行が、新しいテクノロジーの採用を促しています。社会全体としても、人生100年時代を迎えて解決すべき医療課題は山積し、重大な転換点を迎えています。

当社は2021年9月17日に創立100周年を迎え、次の100年に向けて歩み始めました。これに合わせて、「サステナビリティ基本方針」を制定いたしました。医療を取り巻く環境が大きく変化する中でも、テルモが長期的な視点から医療上の課題解決に取り組み、社会に価値を提供し続けていくための指針となるものです。「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念に基づき、医療の進化と患者さんのQOL向上に取り組むことで、テルモの存在意義(Purpose)に適う事業活動を続けてまいります。

具体的には、「一人ひとりの人生に寄り添う医療の提供」、「持続可能な医療システムの共創」、「医療技術・サービスの普及、医療アクセスの向上」を社会価値創造に関する重点活動テーマにかかげました。これからはモノとサービスにデータを組み合わせて医療を最適化する取り組みが求められます。製品軸から顧客軸へ発想を転換し、予防から治療、予後のケアに至るペイシェントジャーニーに寄り添いながら、より効果的で、価値の高いソリューションの提供を目指します。また、IoTにAI、ロボティクスなど、デジタル活用の動きは医療分野においても加速しています。テルモはこれらの変化に対応すべく、グループを挙げてデジタルトランスフォーメーションを推進し、さらなる成長を目指していきます。

さらに、地球環境や人権問題など、社会から求められるさまざまな課題にも業界のリーディングカンパニーとして積極的に取り組み、幅広いステークホルダーの期待に応えてまいります。ステークホルダーの皆様には今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

代表取締役社長CEO
佐藤 慎次郎

佐藤 慎次郎