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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、製剤の開発製造を受託した旭化成ファーマ株式会社の骨粗鬆症治療剤「テリボン®皮下注28.2㎍オートインジェクター」が、同社から発売されたことをお知らせいたします。本製品は、テルモの100%子会社のテルモ山口D&D株式会社で製造します。

 旭化成ファーマ株式会社は、医療機関で調製して投与する用時溶解バイアル製剤の「テリボン®皮下注用56.5㎍」を2011年から製造販売しています。今回の新製品を販売することにより、患者さんの状況に応じて、新たに在宅自己注射といった治療法を提供することが可能になります。

 本製品は、テルモの薬剤充填用注射器「PLAJEX」に液剤があらかじめ充填されています。在宅自己注射の場合は、取り扱いの安全性が重視されるため、PLAJEXの割れにくいプラスチック素材や充填した薬剤の安定性を保つ設計が開発製造の段階で評価されました。また、高齢の患者さんでも簡便に治療を続けられるよう、1回使い切りで、キャップを外して製品を皮膚に押し当てる2ステップの操作で注射が完了する「オートインジェクター」という機構を備えています。

 テルモは引き続き、製薬企業のニーズに応える開発製造受託(CDMO)を拡大し、より良い医療の普及に努めてまいります。

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    テリボン®皮下注28.2㎍オートインジェクター


骨粗鬆症について

 骨粗鬆症は長年の生活習慣や遺伝などにより骨量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。初期段階は自覚症状がなく、進行すると腰や背中の痛みが生じます。重症の場合は転倒などの軽いはずみで骨折してしまったり、寝たきりの原因となります。日本には1,000万人以上の患者さんがいると推定されており*、高齢化に伴って増加傾向にあります。

*公益社団法人 日本整形外科学会より

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/osteoporosis.html

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。