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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)は、医療用ポンプなどの医療電子機器の開発製造拠点であるMEセンター(静岡県富士宮市)が、「静岡県医療健康産業研究開発センター」(静岡県駿東郡長泉町)のリーディングパートナーゾーンへの移転を開始したことをお知らせいたします。

 2016年5月に技術開発、品質保証などの間接部門が移転し、続いて8月には生産部門が移転します。地域の医工連携のリーディングパートナー企業として、9月の静岡県医療健康産業研究開発センター正式オープンに先駆けて活動を開始します。

 本移転の主な目的は、静岡県が推進する医工連携スキーム活用によるMEセンターの開発環境整備と、現在MEセンターが所在する愛鷹工場におけるカテーテル増産体制の整備です。

MEセンターの開発環境整備

 移転先は、静岡県が2002年から推進している県立静岡がんセンターを中核とする医療健康産業クラスター構想「ファルマバレープロジェクト」の一環として整備された地域です。多様な特色をもった企業が集う地域に移転することで、先進的かつ効率的な医療機器の開発製造につながることが期待されます。

カテーテルの増産体制の整備

 現在MEセンターが所在する愛鷹工場は、主に心臓血管カンパニーの製品を開発製造しています。

 本移転とは別に、愛鷹工場では今年度100人規模の開発者・技術者の増員を見込んでいますが、今回のMEセンター移転に伴い延床面積約1万㎡をテルモの成長ドライバーであるカテーテル関連製品の増産に割り当てることが可能になり、更なる成長加速が期待できます。

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静岡県医療健康産業研究開発センター(写真提供:長泉町)

MEセンター概要(8月移転完了後)

名称:テルモ株式会社 MEセンター

センター長:稲葉 文章

住所:〒411-0934 静岡県駿東郡長泉町下長窪1002-1

電話:TEL 055-941-7444、FAX 055-941-7849

社員数:約220人

主な製造予定品目:輸液ポンプ、遠心ポンプ、血管内光診断装置など

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    輸液ポンプ

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    シリンジポンプ

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    遠心ポンプ

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    血管内光診断装置

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。