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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)は、下肢静脈還流の促進を目的に使用する医療用弾性ストッキング「ジョブスト ウルトラシアー」※1に「ハイソックス ソフトフィット」と「ストッキング センシティブグリップ」の2品種を追加、3月18日に販売を開始します。

  • (※1)本製品は医師等の指導に基づき着用するものです。

  • (医療機器届出番号:13B2X00162000003)

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    【ハイソックス ソフトフィット】

    着用中の不快感の低減を目指す

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    【ストッキング センシティブグリップ】

    バンド部の皮膚トラブル低減を目指す

製品特長:圧迫療法の継続しやすさを考慮した口ゴム(バンド)部

 弾性ストッキングは、身体の末梢から中心に向けて段階的に圧力を加えることで血流促進を行う圧迫療法に使用されます。今回追加された2品種は、圧迫療法の継続しやすさを目指して、現行品の口ゴム(バンド)部に改良を加えています。

 「ハイソックス ソフトフィット」は、膝下バンド部の締め付けの緩和とすべり止め効果を両立させるため、弾性糸と細いシリコン糸を編み込んだ独自のメッシュ構造生地(特許出願中)を使用しています。皮膚への跡残りやハイソックスのずり落ちなど着用中の不快感を低減させるための設計です。

 「ストッキング センシティブグリップ」は、バンド部の皮膚トラブルを低減させるため、通気性・水分蒸散性が高くなるような設計となっています。また、生地表面をシリコンコーティングするのではなく、細いシリコン糸を生地に織り込み、シリコンと皮膚の接触面積を縮小し※2、バンド全体で皮膚をやさしくグリップする設計になっています。

  • (※2)シリコンで覆われている生地の面積...当社現行品30%、新製品9.4%(当社調べ)

開発背景:適切な圧迫療法につながる製品づくり

 弾性ストッキングは、四肢の静脈血、リンパ液のうっ滞を軽減又は予防する等、静脈還流の促進を目的とした圧迫療法に広く使用されていますが、適正に使用しないとその目的を達せず、合併症も起こりえます。また、「硬くてはきにくい」「すぐにずり落ちてくる」と感じ、着用の継続を諦めてしまう患者さんもいると言われています。※3

 テルモは、適正な圧力設計のみならず、着用のしやすさも、弾性ストッキングに必要な要素の1つと捉えており、今後も、より適切な圧迫療法につながる製品の開発・販売を行ってまいります。

  • (※3)日本静脈学会ホームページ「弾性ストッキング・コンダクター養成委員会より」

製品仕様

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(つま先ありタイプにのみ品種追加)

参考リンク

ジョブストシリーズ2015年度新製品プレスリリース(フォーメンアンビション)

https://www.terumo.co.jp/pressrelease/detail/20150917/733/

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。