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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)は、人工肺「キャピオックス」開発に携わったテルモ理事の深澤弘道らが、第62回大河内記念賞を受賞しましたので、お知らせいたします。贈賞式は3月25日に東京・丸の内の日本工業倶楽部会館にて行われます。

 大河内記念賞は、大河内賞の中でも最高位のもので、原則同一年度1業績にのみ贈呈されます。

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    1982年発売「CAPIOX Ⅱ」

    世界初の多孔質ホローファイバー型人工肺

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    現在の人工肺

    「CAPIOX FX」

キャピオックスの特長と受賞理由

 キャピオックスは、心臓外科における手術などの際、一時的に肺の機能を代行する医療機器である人工肺です。同製品は、1970年代よりテルモ前社長・故高橋晃と深澤らが中心となり開発した世界初の多孔質ホローファイバー型人工肺で、その安定したガス交換性能、小型化された構造などから1982年の発売以降、世界に広く普及しています。(数量シェア国内52%・1位、世界25%・2位。当社調べ。)

 今回の受賞は、人工肺のグローバルスタンダードとなったホローファイバー型の開発により世界の心臓外科手術の発展に大きく貢献してきたことと、人工肺で使用される高品質な中空糸膜を安定生産する独自技術が高く評価されたものです。

受賞者(現所属)

 深澤 弘道 (テルモ株式会社 理事)

 桂 義郎  (テルモ株式会社 安全情報管理部)

 萩原 和彦 (Terumo Vietnam Co., Ltd. 取締役 兼 業務執行責任者)

 建部 建  (オリンパス テルモ バイオマテリアル株式会社 三島工場副工場長)

 村本 智則 (テルモ株式会社 愛鷹工場CV生産技術課主任技術員)

大河内賞とは

 大河内賞は大河内正敏工学博士の功績を記念して設けられ、わが国の生産工学、生産技術の研究開発、および高度生産方式の実施等に関し、学術の進歩と産業の発展に大きく貢献した功績に対し贈呈される伝統と権威ある賞です。

膜から人工肺まで一貫して開発・生産するメーカーとして

 テルモは、膜から人工肺まで一貫して開発・生産するメーカーとして、今後も高品質で安全な人工肺を提供し、企業理念「医療を通じて社会に貢献する」ことを実践してまいります。

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。