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 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長 新宅祐太郎、以下「テルモ」)とオリンパス株式会社(本社:東京都新宿区 社長 笹宏行、以下「オリンパス」)は、このたび、米国における医療用カテーテル製品の業務提携を拡大することで基本合意しました。既に提携の核心領域となっている消化器分野での品種拡充に向けた機会の開拓に加え、米国の泌尿器分野では両社間で初となる販売提携を開始します。医療機器の世界最大市場である米国での成長を、両社の強みを活かすことで実現していくことが今回の提携拡大の狙いです。

 提携により、最も認知されているガイドワイヤーブランドが業界トップの内視鏡製品ブランドに加わります。オリンパスは米国ほか世界で高い内視鏡のシェアを有しています。オリンパスとテルモは2009年から共同で、胆管の内視鏡手術の際に処置具を導くガイドワイヤーを開発・販売してきました。

 テルモは泌尿器、消化器分野でオリンパスの米国におけるプレゼンスやマーケティング部門の恩恵を受ける一方、オリンパスはテルモ製ガイドワイヤーを製品ラインアップに加えることができます。テルモのガイドワイヤーは米国で診断や血管内治療で広く支持を得ています。提携による研究開発を通じた取り組みを進め、治療品質の改善および幅広い低侵襲手術の普及を目指します。

 テルモの製造するガイドワイヤーをテルモ米国子会社のTerumo Medical Corporationを通じて、オリンパスの米国子会社であるOlympus America Inc.へ供給します。Olympus America Inc.が泌尿器分野および内視鏡分野で、2015年5月からテルモ製品を米国で順次販売する予定です。この提携における当初の重点分野は、オリンパスが豊富な製品ラインアップを有する泌尿器市場です。また、オリンパスの消化器分野の製品ラインアップのさらなる強化に向けた取り組みも進めます。

 この提携拡大で、テルモは2016年度に10億円規模の売上を見込みます。なお、米国での心臓・末梢血管、脳血管分野のカテーテル製品はテルモがこれまで通り単独で販売します。

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テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。