Move to topTop

テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅祐太郎)は、本日1月14日、持続性癌疼痛治療剤『オキシコドン徐放カプセル「テルモ」』(4規格)、経皮吸収型持続性癌疼痛治療剤『フェンタニル3日用テープ「テルモ」』(5規格)(製造販売元:帝國製薬株式会社/本社:香川県東かがわ市、社長:藤岡実佐子、以下「帝國製薬」)を発売しましたのでお知らせします。

『オキシコドン徐放カプセル「テルモ」』は、「オキシコドン塩酸塩水和物」を有効成分とする徐放性硬カプセル剤で、フランスのエチファーム社との技術提携により帝國製薬が開発致しました。また、『フェンタニル3日用テープ「テルモ」』は、「フェンタニル」を有効成分とする3日用のテープ剤となります。両剤共、2013年8月に帝國製薬が製造販売承認を取得し、同年12月13日に薬価収載された医療用麻薬の後発医薬品です。

<新発売製品2成分9規格>

製品名 有効成分名 薬効分類名
オキシコドン徐放カプセル
5mg、10mg、20mg、40mg「テルモ」
オキシコドン塩酸塩水和物 持続性癌疼痛治療剤
フェンタニル3日用テープ
2.1mg、4.2mg、8.4mg、12.6mg、16.8mg
「テルモ」
フェンタニル 経皮吸収型
持続性癌疼痛治療剤

テルモは帝國製薬と医療用麻薬製剤の開発・製造・販売についての包括的な業務提携を行っており、両剤は2013年3月に発売した「メサペイン錠」(メサドン塩酸塩)に続いての発売となります。

テルモの疼痛領域の取り組み

疼痛緩和事業は、テルモの成長戦略の一つとして中長期的に売上拡大を目指している領域です。テルモでは自社開発の「プレペノン注50mg・100mgシリンジ」(モルヒネ塩酸塩注射液)、帝國製薬との提携による上記製剤のラインアップにより、WHO三段階除痛ラダー※1の第三段階(中等度から高度の強さの痛み)に対して使用される国内で承認された「強オピオイド鎮痛剤」をすべて提供できる国内唯一の会社となります。

また、2013年11月に発売した「アセリオ静注液1000mg」※2(アセトアミノフェン静注液)は、WHO三段階除痛ラダーの第一段階の薬剤であり、多様な癌の痛みに対応する製剤をご提供することで、今後も患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に貢献して参ります。

  • ※1

    癌による痛みは、QOLを著しく低下させるため、WHO(世界保健機構)では、癌患者から痛みを解放させるべく「WHO方式がん疼痛治療法」を提示しています。 ただし、日本においてメサドンはその特性により、WHO三段階除痛ラダ―の第三段階で使用するモルヒネ等とは同じ位置づけではありません。

  • ※2

    「アセリオ静注液1000mg」の効能又は効果: 経口製剤及び坐剤の投与が困難な場合における疼痛及び発熱

<薬価>

オキシコドン徐放カプセル5mg「テルモ」 103.3円/カプセル
オキシコドン徐放カプセル10mg「テルモ」 190.2円/カプセル
オキシコドン徐放カプセル20mg「テルモ」 350.0円/カプセル
オキシコドン徐放カプセル40mg「テルモ」 644.4円/カプセル
フェンタニル3日用テープ2.1mg「テルモ」 1260.8円/枚
フェンタニル3日用テープ4.2mg「テルモ」 2338.5円/枚
フェンタニル3日用テープ8.4mg「テルモ」 4337.4円/枚
フェンタニル3日用テープ12.6mg「テルモ」 6225.4円/枚
フェンタニル3日用テープ16.8mg「テルモ」 8044.9円/枚

テルモ概要

テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。

国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。

テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

プレスリリースは、当社情報をステークホルダーの皆様へ公平かつ適切なタイミングでお知らせするためのものです。文中に含まれる製品情報(開発中のものを含む)は、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
また、業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。さまざまな要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。