
企業情報
テルモのニュースリリースは、当社企業活動をステークホルダーの皆様にお伝えするためのものです。医療機器や医薬品の情報が含まれることがありますが、これらは報道関係者、株主・投資家等の皆様を対象にした情報であり、顧客誘引や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
平均約30秒で測定、丸洗い・アルコール消毒が可能
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区 社長:新宅 祐太郎)は、測定時間が平均約30秒で、感染対策として丸洗いやアルコール消毒が可能な、電子体温計2種を10月1日より全国の医療機関向けに発売いたします。
希望小売価格は、各1本2850円(税別)です。今年度の売上目標は、4億円です。
販売名:テルモ電子体温計C205(ワキ下用)
販売名:テルモ電子体温計C405(直腸・口中用)
測定時間 平均約30秒
内蔵センサーの感度を高め、独自の予測演算法を進化させたことで、測定時間を短縮しました。C205では従来品(C202)の平均約90秒から平均約30秒へ。C405では、従来品(C402)の平均約60秒から平均約30秒へ短縮しました。
本体、ケース共に、丸洗い・アルコール消毒可能
医療現場では、感染対策として体温計をアルコールで拭いたり、消毒液に浸けることがあります。C205とC405は、本体にそれらの薬剤に耐えられる素材を使用しています。また、本体に電源スイッチを付けずに、部品による切れ目をなくすことで、薬剤に浸漬できる設計にしています。
表示液晶画面の拡大
検温値の表示を見やすくするため、従来の約1.4倍 ※1 の液晶画面にしました。
テルモ電子体温計C202との比較 (上: 新商品C205、下: 従来品C202)
テルモは、第一次世界大戦後、優れた体温計の国産化を目指し、1921年に創立されました。その後89年間、体温計を作り続け、当時から多くの医療機関で使用されてきました。
また、テルモは、体温計のリーディングカンパニーとして、体温測定が健康管理に役立つことを広く伝えるために、テルモ体温研究所※2を立ち上げ、WEBサイトなどを通して、体温に関するさまざまな情報を発信しています。
※2テルモ体温研究所
テルモ体温研究所は、体温から健康を考え、体温情報の提供や新しい健康生活を提案しています。WEBサイトを利用して、発熱や熱中症など、体温に関するさまざまな情報発信や、「ワキでの検温方法」や「手洗い・うがいの仕方」を正しく伝える啓発ツールも提供しています。
テルモ体温研究所WEBサイト
品 名 | テルモ電子体温計C205 | テルモ電子体温計C405 |
検温方式 |
予測式 (予測検温、実測検温兼用) |
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検温部位 | 腋下 | 直腸、口中 |
予測検温時間:平均約30秒 (電子音で告知) |
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検温時間 | (約4分30秒後に実測表示に切替) | (約2分後に実測表示に切替) |
実測検温時間:約10分 (電子音で告知) |
実測検温時間:約5分 (電子音で告知) |
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温度精度 |
±0.1℃ (恒温水槽を用いて約1分間測定したときの表示温度の 標準温度計に対する誤差) |
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表示方式 |
液晶表示素子による3桁デジタル表示 (最小表示単位:0.1℃) |
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測定音 | 2波長音 | |
外観寸法 | 129(長さ)×17.6(幅)×12.6(厚さ)mm | |
質量 | 約13g | |
防水 | 防浸形 IPX7 | |
医療機器認証番号 | 222AABZX00106 | 222AABZX00129 |
テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ、日本発の医療機器メーカーです。世界160以上の国と地域で事業を展開し、25,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。