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健康ガイド

知っておきたい「隠れ糖尿病」

健康診断では見つかりにくい、隠れ糖尿病をご存知ですか?

監修:
小田原雅人先生
東京医科大学内科学第三講座主任教授

1980年東京大学医学部卒。同大学助手、筑波大学講師、オックスフォード大学講師、虎の門病院内分泌代謝科部長などを経て、2004年より現職。

「隠れ糖尿病」とは?空腹時は正常でも食後に血糖値が上昇する状態です。

食後の血糖値上昇

定期的に健康診断を受けているのに、医師にも糖尿病だと分からない。今、そんな「隠れ糖尿病」の方が増加しています。病院や健康診断では、ほとんどが空腹時に採血をし、血糖値を測ることで糖尿病を診断します。しかし、空腹時に病気のレベルまで血糖値が上がるのは糖尿病がかなり進行した状態です。軽症の場合は食後2~3時間程度血糖値が上昇することが多く、糖尿病の診断からもれてしまう場合があるのです。この状態が「隠れ糖尿病」と呼ばれるようになってきました。気づかないうちに、いつのまにか重度の糖尿病に進行してしまう危険もあります。

大丈夫と思っていても、あなたも「隠れ糖尿病」かも知れません。

糖尿病とその疑いのある方を対象とした調査では、空腹時には血糖値が上昇せず、食後に高血糖の状態になる方が全体の40%以上を示しました。日本人は食後に血糖値が上がるタイプが多いため、「隠れ糖尿病」には特に注意が必要です。「私には関係ない」と思っていませんか?

糖尿病型の血糖分布

糖尿病の患者さんは年々増加しています。もはや立派な国民病です。

糖尿病は、食事によって血液中に増加したブドウ糖(血糖)を体に取り込むインスリンの働きが悪くなり、高血糖が続く病気です。その結果、血管や神経に障害が生じ、さまざまな症状が出ます。現在、糖尿病の患者は約740万人、その予備軍は約880万人。まさに日本の国民病です。

体質に加え、食べ過ぎと運動不足が糖尿病の主な原因。

糖尿病の診断基準

糖尿病は、インスリンの分泌が悪い体質的な原因と、生活習慣が絡みあって起こります。肥満や運動不足が、インスリンの働きを弱めてしまうのです。

糖尿病を放置すると…健康な生活を奪う合併症を引き起こします。

尿糖チェックは、「隠れ糖尿病」の発見に役立つ、手軽で有効な方法です。

放置すると深刻な病気に進みかねない、「隠れ糖尿病」。早期発見のためには、ご家庭でのチェックが有効です。ご家庭での糖尿病チェックには、血糖チェックと尿糖チェックの2つの方法があります。血糖チェックは、病院での検査と同様に採血や専用の血糖測定器が必要です。一方、尿糖チェックは、食後に尿を試験紙にかけるだけで判定ができます。ご家庭で手軽にできる、糖尿病チェックの方法です。

とっても簡単、わが家で尿糖チェック。家族の新しい健康習慣です。

一般的に血糖値が160~170mg/dLを超えると、尿中に糖が出てきます。ご家庭での尿糖チェックは、夕食後2時間を目安に行ってください。最近肥満気味の方や40歳以上の方などは、定期的な尿糖チェックをおすすめします。最近はお子さまにも「隠れ糖尿病」が増加しています。また、60歳以上の方の三人に一人は糖尿病と考えられます。健康を守る新しい習慣として、ご家族で尿糖チェックを始めてみませんか。

こんな方、こんな場合に尿糖チェックを!

すでに糖尿病と診断されている場合は血糖値コントロールのため、毎日夕食から2時間後に尿糖チェックをおすすめします。

食前に排尿し、食後第1回目の尿でのチェックが理想的です。

【陰性の場合は】家族で月に1度はチェックを続けましょう。

尿糖チェックは、尿をかけた後の試験紙の色の変化で判定します。陰性、つまり異常がない場合でも、食べ過ぎた後などに再度チェックしましょう。毎月1回、夕食の後に家族そろってのチェックもおすすめです。なお、尿糖が出なくても高血糖の場合がありますので、気になることがありましたら、必ず医師の診断を受けましょう。

【陽性の場合は】できるだけ早く医師の診断を受けてください。

陽性、つまり尿糖が出ている場合は、医療機関で専門的な検査を受けてください。たとえばブドウ糖負荷試験は、ブドウ糖を溶かした液を飲んで30分ごとに血糖値を測るため、「隠れ糖尿病」でも発見できます。

糖尿病の予防と改善につながる生活習慣。

生活の中に手軽な運動を取り入れてみましょう。毎日30分程度、早足の散歩などの有酸素運動が有効です。また、食べ過ぎは控えましょう。生活習慣を改善し、病院で定期的に検査を受けることで、軽度の糖尿病があっても元気に暮らすことができます。



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