文字サイズ

プレスリリース 2018

2018年05月24日

テルモ、薬剤溶出型ステント「Ultimaster Tansei」を欧州で発売
約4万人の大規模臨床研究の中間発表と併せてEuroPCRでデビュー

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、このたび薬剤溶出型冠動脈ステント(DES)「Ultimaster Tansei」(アルチマスター タンセイ)を欧州で発売いたしました。2018年度にDES全体でグローバル売上220億円を目指します。
 Ultimaster Tanseiは、2014年に発売したDES「Ultimaster」のステント、薬剤、ポリマー、コーティング方法は継承しつつ、複雑な病変でもスムーズな治療ができるように先端とシャフトを改良した製品です。先端は柔軟な素材を使用しながら耐久性の高い構造に、シャフトは強く押すことができ、かつ折れにくい設計を施し、使い勝手と通過性の向上を目指しました。
 カテーテル治療分野における世界最大級の学会「EuroPCR 2018」(開催:5月22日~25日)で、Ultimaster Tanseiがライブ手術に使用され、また、従来のUltimasterを使用して行われた大規模臨床研究の中間発表もされました。この臨床研究は、世界各国400以上の施設で、37,000人を超える患者さんを対象に行われたもので、多くの医師から高い関心を集めました。
 テルモはこれからも、医療従事者に最適な治療の選択肢を提供し、患者さんのQOL向上に貢献してまいります。

Tanseiデリバリーシステム(先端とシャフト)を改良したUltimaster Tanseiイメージ図

参考:従来品「Ultimaster」の特徴

 アルチマスターは、血管内の通過性を向上させ、曲がった血管にも沿って留置しやすいように、ステントの素材としてコバルト合金を採用し、ステントデザインも工夫しています。
 また、ステント血栓症の発生率低減を目指して、コーティングの材料として生分解性ポリマーを採用するとともに、ポリマーと薬剤を血管組織に接する面にのみ塗布しています。

参考:ステントとは

 ステントは心臓の周りの細い血管(冠動脈)が狭窄したり、閉塞したりすることによって起きる狭心症、心筋梗塞などの治療に使用する埋め込み型の医療機器です。
 バルーンカテーテルで冠動脈を拡張した後、ステントを血管内に留置しますが、留置後に再び狭窄を起こすことがあるため、薬剤溶出型ステント(DES:Drug Eluting Stent)が多く使用されます。DESでは、留置後にステントに塗布した薬剤が徐々に周囲の組織に放出され、再狭窄の原因となる細胞増殖を抑制することが期待されています。

従来品Ultimasterイメージ図従来品Ultimasterイメージ図

薬剤溶出イメージ薬剤溶出イメージ

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。


Copyright (C) TERUMO CORPORATION, All Rights Reserved.