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プレスリリース 2017

2017年11月13日

テルモ、日本初のパッチ式インスリンポンプの製造販売承認を取得
チューブフリーの「メディセーフウィズ」で糖尿病患者さんの治療をサポート

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、日本初※1となるパッチ(貼り付け)式インスリンポンプ「メディセーフウィズ」(MEDISAFE WITH)が、11月10日に製造販売承認を取得したことをお知らせします。現在、2018年夏の発売に向けて準備を進めています。

装着イメージメディセーフウィズ装着イメージ

 インスリンポンプは、主に1型糖尿病の方がインスリンを持続的に皮下投与する際に使用され、頻回の自己注射に比べて血糖値変動が改善されるという報告※2があります。一方、チューブ式インスリンポンプは、インスリン注入部とポンプを繋ぐチューブのトラブルが、インスリン投与中断の原因になっているとの指摘もされています。
 メディセーフウィズは、仕事、家事など患者さんの日常的な活動を普段どおりに行っていただけるように、チューブフリー設計になっています。ポンプ機能を注入部に集約させて皮膚に貼り付ける構造とし、操作はリモコンで可能な仕様です。
 また、インスリン充填、カニューレ留置※3、投与などの操作が分かりやすく使いやすいのも特長です。タッチパネル式のリモコンによる無線通信で行う投与操作は、基礎投与(ベーサル)や追加投与(ボーラス)※4などの各種設定を服装や場所に制限されずに実施できます。
 テルモは糖尿病領域において、1982年に針植え込み式インスリン用シリンジ、1993年に血糖測定器を、2005年には世界一細いインスリン用注射針を発売し、糖尿病に関する医療機器を30年以上販売しています。このたびのチューブフリーのパッチ式インスリンポンプも、糖尿病患者さんの治療をサポートする製品を目指して開発されました。
 テルモは「患者さんのQOL(Quality of life:生活の質)向上」と「効率的な医療の提供」を重要な医療ニーズと捉えています。今後もこのニーズを満たす製品を提供してまいります。

リモコンと本体メディセーフウィズのリモコン(左)とポンプ本体(右)

製品概要

 

製品構成 ポンプ本体、リモコン、カートリッジ、充填器、留置セット
一般的名称 ポータブルインスリン用輸液ポンプ
販売名 メディセーフウィズ
医療機器承認番号 22900BZX00374000
インスリン投与機能 基礎投与(ベーサル)、追加投与(ボーラス)
重さ 34g(ポンプ本体、カートリッジ、ホルダー。インスリンは含まない)
大きさ 長さ77.9mm × 奥行40.1mm × 幅18.9mm(ポンプ本体)
希望小売価格 未定

カートリッジ装着ポンプ本体にインスリンを充填したカートリッジを装着して使用

リモコン操作パッチ式インスリンポンプ使用イメージ

インスリンポンプの適応と現状

 糖尿病の主な病型は、膵臓のβ細胞が壊れてしまいインスリンが分泌されない1型と、遺伝と生活習慣などの影響でインスリン分泌が低下する2型に分かれます。1型の方はインスリン投与が、2型の方は食事・運動療法を基本に、経口剤やインスリン投与が、主な治療方法です。
 インスリンポンプは、1型糖尿病やインスリン分泌が著しく低下した2型糖尿病の方にインスリンを投与するために使用されます。日本では、チューブ式インスリンポンプのみが販売されており、数千人の方が装着しています。

※1:2017年11月テルモ調べ
※2:Jeitler K, Horvath K, Berghold A, Gratzer TW, Neeser K, Pieber TR, Siebenhofer A (2008) Continuous subcutaneous insulin infusion versus multiple daily insulin injections in patients with diabetes mellitus:Systematic review and meta-analysis. Diabetologia 51: 941-951
※3:カニューレと呼ばれるインスリンを投与するためのチューブを体内に留置すること
※4:食事を想定して基礎投与に追加してインスリンを投与すること

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。


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