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プレスリリース 2017

2017年01月06日

テルモ、紫外線殺菌ロボットの日本での独占販売権を取得
―薬剤耐性菌などによる院内感染の防止を目指して―

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)と病院内紫外線殺菌システム大手ゼネックス・ディスインフェクション・サービス社(米国テキサス州、Xenex Disinfection Services LLC、以下「ゼネックス社」)は、テルモがゼネックス社の紫外線殺菌ロボット「LightStrikeTM」(ライトストライク)の日本での独占販売契約を締結したことをお知らせいたします。

照射イメージ紫外線殺菌ロボットの照射イメージ

 LightStrikeは、キセノンによる発光を利用し紫外線を病室、手術室、器材庫などの環境表面(ドアノブや壁など)にパルス照射(断続的に照射)する装置です。
 通常、医療機関における環境表面の殺菌は、清掃スタッフにより手で行われていますが、拭き残しの発生や薬剤耐性菌への効果が薄いことが課題とされています。
 細菌に紫外線が照射されると、細胞内のDNAが二量化反応、水和反応、分解などを起こし、死滅するといわれています。従来の手による環境殺菌後、病室内に満遍なくキセノン紫外線を照射することで、院内感染の原因となる薬剤耐性菌やエボラウイルス、ノロウイルスなどの殺菌が期待されます。
 テルモは、1963年に日本で初めてディスポーザブル(使い切り)の注射器を開発し、その後の普及に努めるなど、長年、感染対策に取り組んできました。このたび、ゼネックス社と提携して、日本で初めて、非水銀の紫外線殺菌ロボットの普及を進めます。医療を通じて社会に貢献するという企業理念のもと、これからも、先進的な感染対策に取り組んでまいります。

※院内感染:医療関連感染(HAIs: Healthcare Associated Infections)とも呼ばれる。

紫外線殺菌ロボット「LightStrike」(ライトストライク)

 

紫外線源 キセノン
照射サイクル 1サイクル約5分(1病室当たり2~3サイクル)
紫外線波長 200~280nm
メカニズム 光二量化反応、光水和反応、光分解、光架橋で微生物DNAを傷害
大きさ 高さ109.7cm×幅51.0cm×奥行77.2cm(高さはランプ格納時)
重さ 75.75kg(製品単体)
導入施設数 400以上
導入地域 アメリカ合衆国、アフリカ、カナダ、ヨーロッパ
対象微生物 クロストリジウム・ディフィシル(C. diff)、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)、エボラウイルス、炭疽菌など。

※光二量化反応:DNAはある波長の紫外線が当たると、隣接した2個のチミンあるいはシトシンが二量体(2つの同種の分子などが物理的・化学的な力でまとまること)を形成し、細胞分裂の阻害などの機能障害を引き起こします。

LightStrike

ご参考URL

TERUMO STORY エピソードで綴るテルモの歴史 「もったいない」から安全へ -ディスポーザブル医療器の誕生
 http://terumostory.terumo.co.jp/1921_2001/cat3_1.html

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