文字サイズ

プレスリリース 2015

2015年01月05日

新年を迎えて-社内年賀式挨拶(抜粋)
テルモ株式会社 代表取締役会長 中尾浩治

 明けましておめでとうございます。新年のスタートにあたり、テルモ設立の発起人の一人である北里柴三郎博士の功績を振り返ります。

 北里博士は、世界で初めて破傷風菌の純粋培養を成功させた功績を持ち、「日本の近代医学の父」として広く知られています。実はもう一つの世界的な功績である「ペスト菌の発見者」であることはあまり知られていません。

 ペストは中世のヨーロッパで猛威をふるい、1億人を超える死者を出した伝染病でした。そのように歴史的にも長く人々を苦しめてきたペストの病原菌を1894年、北里博士は香港に渡り発見します。時を同じくして、フランスの医師アレクサンドル・エルサンが香港に渡り、北里博士の発見から1週間遅れて菌を発見します。

 一度は、二人が発見者であると認められていたのですが、ペスト菌の学名はエルサン医師の名前にちなんで「エルシニア・ペスティス」と付けられるなど、どちらが発見者であるか、その論争は続きます。それに終止符を打ったのは、1976年 米国微生物学会誌での発表です。「北里博士の調査や研究は的確にペスト菌を捉えている」「その発見を否定するべきではない」と結論づけたもので、これにより北里博士とエルサン医師の二人が発見者であることが認められたのです。

 破傷風菌の純粋培養の成功においても、ペスト菌の発見においても、北里博士のチャレンジスピリッツによって、世界の医学史に残る偉業を達成したと言えるのではないでしょうか。このような先生が、テルモの設立にかかわったということに誇りを持ってもらいたいです。2015年も北里博士の精神を引き継いでいきたいと思います。

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。


Copyright (C) TERUMO CORPORATION, All Rights Reserved.