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プレスリリース 2013

2013年10月22日

血漿漏れリスクの低減を目指して テルモ、日本初のゼラチン被覆型のePTFE製 末梢用人工血管
「SEALPTFE」「Taperflo」を新発売

テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区 社長:新宅 祐太郎)は、血液透析を含めた血行の再建等に使用する人工血管で、日本初のゼラチン被覆型のePTFE※1製 末梢用人工血管「SEALPTFE」(シールPTFE)、「Taperflo」(テーパーフロー)の2製品を、全国の医療機関に向けて10月21日より本格発売いたしました。末梢用人工血管の製品全体で2016年度に売上高4億円を目指します。

 

血液透析は、腎機能が低下した患者さんが、血液を体外で循環させて血中の老廃物などを取り除く治療法です。週3回程度の血液透析を行う度に血管に針を刺すため、長年治療を続けることで血管に大きなダメージを与えます。そのため、治療を続けることが難しくなった場合などに、人工血管への移植が行われます。

「SEALPTFE」と「Taperflo」の特長

 「SEALPTFE」と「Taperflo」は、小口径人工血管として初めて外表面をゼラチンで被覆したePTFE製の末梢用人工血管で、一般的なePTFE製人工血管の特長である手術時の縫いやすさはそのままに、移植して間もない期間に起こりやすい血漿漏れのリスク低減を目指しました。また、ゼラチンは留置後に加水分解され、生体と組織結合するよう設計されています※2

本製品は今年7月より、一部の医療機関で先行発売を行ってまいりましたが、高い評価をいただいております。

 

近年、透析期間の長期化、さらには、糖尿病等により血管が脆弱になった患者さんが血液透析を開始するケースが増えており、末梢用人工血管の必要性はますます高まっています。テルモは、今後も末梢用人工血管の製品ラインアップを充実させ、透析患者さんの治療をサポートします。

 

(左)「SEALPTFE」/様々な部位に広く用いるストレートタイプ
(中)「Taperflo」/動脈からの血流の勢いを抑えるため動脈側が細いテーパータイプ
(右)断面図(イメージ)/外表面をゼラチンで覆うことにより血漿漏出のリスク低減を目指しました

 

※1 フッ素樹脂の一種PTFE(ポリテトラフルエチレン)の加工性を高めた素材。延伸多孔質PTFE(ePTFE:expanded PTFE)
※2  Guidoin R, et al. In vitro and in vivo characterization of an impervious polyester arterial prosthesis: the Gelseal Triaxial graft. Biomaterials. 1987 Nov; 8(6): 433-41.

 

販売名 バスクテックSEALPTFE人工血管Wrapped
医療機器承認番号 22500BZX00218
一般的名称 ゼラチン使用非中心循環系人工血管
使用目的 本品は、血行の再建又は迂回路の形成(血液透析のためのブラッドアクセス造設、修復を含む)を目的として永久留置するものである。

 

販売名 バスクテックTaperflo人工血管Wrapped
医療機器承認番号 22500BZX00219
一般的名称 ゼラチン使用非中心循環系人工血管
使用目的 本品は、血行の再建又は迂回路の形成を目的として永久留置するものであり、特に、血液透析等のための動静脈間のブラッドアクセス造設、修復に適した形状を持つ。

 

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。


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