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プレスリリース 2013

2013年04月10日

テルモ、欧州で肝がんアブレーション治療へ参入 米BSD Medical社と代理販売契約を締結

テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)の100%子会社、テルモヨーロッパ社(ベルギー、ルーヴェン市)は、BSD Medical社(本社:米国、ユタ州)と、同社の肝がん熱凝固療法デバイス「MicroThermX®」に関する独占販売契約を、このほど締結しましたのでお知らせいたします。欧州、ロシア、中東、アフリカにおいて、今年度6月より販売を開始し、2014年度に10億円の売上を目指します。

 

■肝がん熱凝固療法(アブレーション治療)について

肝がん熱凝固療法(アブレーション治療)は、肝臓の腫瘍部位に対しアブレーション(焼灼)電極針を直接刺し、その電極針から発生するエネルギーによって、腫瘍を壊死させる治療法です。従来の外科手術と比べ、患者さんの身体への負担が少ないのが特徴です。アブレーションのエネルギーには、大きくラジオ波とマイクロ波の2種類があり、同等の効果ながら、治療時間が短く済むマイクロ波の使用が拡大しています。

 

■「MicroThermX®」の特長

BSD Medical社の肝がんアブレーション治療デバイス「MicroThermX®」は、エネルギーにマイクロ波を使用しています。またマイクロ波を使用するシステムとしては世界で唯一、1台の装置から、3本のアブレーション電極針を使用することができ、加えて複数のマイクロ波をシンクロさせる機能が搭載されていることにより、焼灼範囲を精度よくコントロールすることができるシステムです。

 

テルモは、これまで肝がんの治療法の一つである肝動脈塞栓療法の領域において、ガイドワイヤー、マイクロカテーテル、塞栓剤などを、欧州をはじめグローバルで展開してきており、高いプレゼンスを有しています。放射線内科では、カテーテル術とアブレーション治療とを使い分ける、あるいは組みあわせて治療するため、両療法に関連するシステムを揃えることにより、高い販売シナジーが期待できます。

 

<BSD Medical社について>

(1)本社所在地        :米国ユタ州

(2)代表者              :Mr. Harold R. Wolcott

(3)設立                 :1978年 

(4)上場                 :NASDAQ:BSDM

(5)事業                 :がん治療に用いる加湿療法器や温熱療法器を製造・販売

 

テルモでは、「世界で存在感のある企業」を目指すという長期目標を掲げており、その実現に向けた重点施策の一つとしてカテーテル製品をはじめとした低侵襲治療領域製品のパイプラインを強化しています。BSD Medical社の「MicroThermX®」に関する独占販売契約もその一環であり、長期目標の実現に向けて今後も取り組んでまいります。

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。


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