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プレスリリース 2011年

2011.9.5
医療分野で初の官民連携促進策の実施
テルモとJICA、メキシコ医師の医療トレーニング共催
 

テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅祐太郎)は、9月5日より5日間、独立行政法人国際協力機構(JICA)(本社:東京都千代田区、理事長:緒方貞子)と、メキシコ合衆国の医師の心臓カテーテル術の研修を湘南鎌倉総合病院の協力の下、共催します。

これは、外務省の官民連携促進策「成長加速化のための官民パートナーシップ」*1の取り組みの一環として実施され、官民連携促進策としては、医療分野では初めての取り組みです。

テルモは、メキシコでの情報収集や研修全体の運営などを行い、JICAは、初の官民連携研修として実施します。

■ 研修実施の背景

メキシコでは、虚血性心疾患が死因の第2位*2に上る反面、心臓カテーテル治療技術を有する医師が不足しています。

今回の研修では、手首の血管からカテーテルを挿入する治療法(経橈骨動脈冠動脈カテーテル術(以下、TRI))について行います。TRIは、一般的に行われている大腿の血管から挿入する治療法に比べ、挿入のための入口が小さいことから出血も少なく、日帰り手術も可能であり、患者さんの負担の軽減や医療費削減が期待されています。一方で、高度な手技であるため、医師には十分なトレーニングが必要とされています。

テルモでは、日本だけでなく世界の医療現場でこの治療法の普及に取り組んでいます。

この研修を通じて、メキシコでのカテーテル治療の普及を促進すると共に、医療水準の向上や医療費の削減に貢献できることを期待しています。

■ 研修内容

今回の研修は、メキシコから5名の若手医師を招聘し、指導医には、世界におけるTRIの第一人者を擁する湘南鎌倉総合病院の協力を得て行われます。テルモメディカルプラネックス*3で、TRIシミュレーターなどを使った実技トレーニングを行うほか、湘南鎌倉総合病院でのTRIの治療現場の見学や講義などを行います。

 

*1 官民連携促進策「成長加速化のための官民パートナーシップ」(2008年4月、外務省発表):
発展途上国における民間企業の活動とODAの連携により、ODAだけではできない雇用の拡大や技術の移転、貿易・投資の促進などに貢献することを目的とする。民間企業からの官民連携案件の提案の受付、現地ODAタスクフォースへの日系企業が参加する拡大現地ODAタスクフォースの設置等を内容とする。

*2 "Sistema Nacional de Informacion en Salud" (メキシコの医療統計データ)より

*3テルモメディカルプラネックス:
2002年に開設した総合医療トレーニング施設です。開設以来5万名の医療従事者の方に研修などでご利用いただいています。
(所在地:神奈川県足柄上郡中井町)

テルモメディカルプラネックス外観   TRIトレーニング イメージ
     

腕からカテーテルを挿入するTRI手技 イメージ

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