プレスリリース 2008年
2008.10.7 | |||||||
集中治療領域における輸液の安全性向上に寄与 テルモ、新しい接続方式を開発 点滴システム『エクスフリー』を発売 |
|||||||
![]() |
|||||||
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区 社長:高橋晃)は、集中治療領域における複雑に入り組んだ点滴チューブによる事故のリスク低減に寄与し、より安全に手術後の患者管理を行える点滴システム「エクスフリー」を、全国の医療機関向けにこのほど販売いたします。 ■ 背景手術後の患者さんには輸液(点滴)管理が必要となります。集中治療領域では患者さんの体内に入る1本の点滴チューブの途中から10本近くものチューブが接続され、様々な薬剤が投与されています。そのため、複雑につながれた点滴チューブの管理は、流量調整ミス、接続外れなどの様々なリスクを伴っています。また、患者さんの容態の変化に応じて次々とチューブを足していくため、多くの接続用器具の準備によって作業が煩雑となったり、接続時に点滴チューブ内へ細菌が侵入するリスクへの対策が必要でした。 このたび発売する点滴システム「エクスフリー」は、テルモ独自に開発した新しい接続方式により、簡単にかつ迅速に点滴チューブを追加でき、安全な手術後の輸液管理をめざすものです。 ■ 「エクスフリー」について「エクスフリー」は、投与中の薬剤を止めずにチューブの増設を可能にします。 従来はネジ機構で接続していますが、「エクスフリー」はワンタッチで接続できる機構を採用しました。新たな接続方式により、接続部が緩むことなく、またチューブもねじれないため、接続外れや薬液漏れなどのリスク低減に寄与します。
テルモの点滴チューブは国内シェアNO.1です(2007年度 テルモ調べ)。今回発売いたします「エクスフリー」と、従来より販売しております閉鎖式輸液システム「シュアプラグ」によって、輸液システムのスタンダード化を実現して参ります。 テルモでは今後も安全な医療を提供するために医療事故や感染を防止する器具の開発に取り組んで参ります。 |
テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。