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プレスリリース 2007年

2007.11.1
テルモ、大口径人工血管では世界初*1
生物由来タンパクを使用しないシールドタイプの

人工血管「トリプレックス」を発売開始
 

テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:高橋 晃)は、このたび、シールドタイプ大口径人工血管*2としては、世界で初めて、生物由来のタンパクを使用しない、新タイプの人工血管「トリプレックス」を11月1日より発売を開始いたしました。08年度の売上見込みは、約6億円です。

大口径人工血管は、動脈瘤や解離などの血管疾患によって、痛んだ血管を置き換えるために使用されます。

一般に大口径人工血管の素材としては、ポリエステル繊維製の布地が用いられていますが、そのままでは血液が漏れてしまいます。そのため、コラーゲンやゼラチンなど生物由来のタンパクで被覆したシールドタイプが大口径人工血管のほとんどを占めています。このような人工血管では、そのタンパクを体内に入れることによって、種々の生体反応を引き起こすリスクがありました。

テルモは、生物由来のタンパクを使用せず、シール性の高いエラストマーを使用することで、血液の漏れや合併症の低減を目指した大口径人工血管「トリプレックス」を開発しました。

「トリプレックス」は、エラストマーを間に挟んだ独自の3層構造の技術を用いており、内層と外層は、ポリエステル繊維製の多孔質な構造体にしているため、血管の回りの組織や細胞が入りやすく、生体になじみやすい設計になっています。

*1ニット製のシールドタイプ大口径人工血管では、生物由来のタンパクを使用していない人工血管として「トリプレックス」が、世界初の製品です。テルモの子会社であるバスクテック社(本社:英国 グラスゴー)が、このテルモの技術で生物由来のタンパクを使用していないウーブン製のシールドタイプ大口径人工血管を今年、欧州で発売を開始しました。

*2大口径人工血管は、古くからポリエステル繊維製のものが主流となっています。元は血液漏れを防ぐ方法として、手術前に患者さんの血液などを染み込ませる方法が用いられていましたが、その操作によって患者さんの血液を消費してしまうこと、医療現場での作業が多いこと、などの問題がありました。そのため、1990年代以降、あらかじめゼラチンやコラーゲンなどで被覆された(シールドタイプ)人工血管が急速に普及し、現在では、大口径人工血管のほとんどを占めています。





販売名:トリプレックス     医療機器承認番号:21900BZY00013

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