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プレスリリース 2005年

2005.07.22
テルモ、補助人工心臓の欧州臨床試験 20例埋め込み手術完了
世界初の磁気浮上型遠心ポンプ方式左心補助人工心臓の実用化を目指す
 

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区 社長:高橋 晃)は、左心補助人工心臓(「DuraHeart」)のヨーロッパでの販売を目指し、CEマーク※1取得のために20症例の臨床試験を進めておりましたが、このほど20症例目の埋め込み手術を7月19日に行いましたのでお知らせいたします。
この左心補助人工心臓「DuraHeart」は、1995年以来当社で開発を進めてきたもので、2004年1月よりヨーロッパで臨床試験を行ってまいりました。このたび、合計20症例の埋め込み手術が完了しましたので、2005年度中には、ヨーロッパにおける販売が可能となる見込みです。磁気浮上型遠心ポンプ方式を採用した左心補助人工心臓として世界初の実用化を目指してまいります。
今後さらに米国、日本での販売を目指し、それぞれの国で臨床試験の準備を進めてまいります。

※1. CEマークとは、EU指令(EU:The European Union/欧州連合)の求める要件を満たしていることを示すマークであり、 欧州地域で販売する場合には必要となります。

■テルモ社製左心補助人工心臓について

 テルモ株式会社は1995年より、次世代型左心補助人工心臓の開発を進めてまいりました。心筋梗塞や心筋症などにより心臓のポンプ機能が著しく弱くなった、いわゆる重症心不全の患者さんにとっては、心臓移植以外に有効な治療法が現在のところありません。このような病気の新たな治療法として、主に左心室の機能を補助する「左心補助人工心臓(Left Ventricular Assist System、略称LVAS)」が注目を浴びています。
現在一般に使われている補助人工心臓は、大型で構造も複雑なことから、血栓ができやすい、感染症にかかりやすい、装置の故障が多いなどの問題があります。そのため、心臓移植の待機患者さんのつなぎ(ブリッジ)使用以外の長期使用には限界がありました。
このような問題を解決し、長期の補助が可能なLVASの開発を目指してまいりましたテルモの第3世代左心補助人工心臓は、ポンプの内部で血液を押し出す羽根車を、磁気で浮かせて回す独自の「磁気浮上方式」※2を採用しています。そのため、機械的な接触部が無く長期の耐久性が期待でき、血液の澱みがなく流れがスムースなため血栓ができにくい構造になっています。またサイズが小型なため、小柄の患者さんへの埋め込みも可能になるのに加え、感染症の低減といった効果も期待できます。
今後はさらに小型で安全な、患者さんの体にやさしい補助人工心臓の開発を進めてまいります。
※2. 磁気浮上方式は、元京都大学工学部 赤松映明教授とNTN株式会社が共同で考案した磁気浮上型遠心ポンプの技術を導入し、共同開発しました。

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状況などがあります。


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