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2007.2.28
テルモ、世界初の磁気浮上型左心補助人工心臓
「DuraHeart®」のCEマークを取得

テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:高橋 晃)は、子会社であるテルモハート社(本社:米国ミシガン州、社長:野尻 知里)によって2004年からヨーロッパで進めてまいりました埋め込み型左心補助人工心臓「DuraHeart®(デュラハート)」のCEマーク※1を2月26日付で取得しましたので、お知らせいたします。

この埋め込み型左心補助人工心臓「DuraHeart®」は、1995年以来テルモが開発を進めてきたもので、世界初の磁気浮上型遠心ポンプ方式を採用した左心補助人工心臓の実用化となります。テルモハート社では、2004年1月よりドイツ、オーストリア、フランスの3ヵ国で臨床試験を行ってまいりましたが、埋め込み日数はのべ5,000日を越え、成功率(3ヶ月のエンドポイント到達)は79%と大変良好な結果が得られました。現在まで33名の患者さんに使用され、埋め込み期間は12名が6ヶ月以上、そのうち4名が1年以上となっています。

今回のCEマーク取得を受けて、ヨーロッパではこの春に発売を開始する予定です(価格は未定)。また、今後は米国、日本での早期導入を目指し、準備を進めてまいります。

※1. CEマークとは、EU指令(EU:The European Union/欧州連合)の求める要件を満たしていることを示すマークであり、これを取得することは、ヨーロッパで販売する認証を得たことになります。

■ テルモの左心補助人工心臓について

心筋梗塞や心筋症などにより心臓のポンプ機能が著しく弱くなった、いわゆる重症心不全の患者さんにとっては、心臓移植以外に有効な治療法が現在のところありません。このような病気の新たな治療法として、主に左心室の機能を補助する「左心補助人工心臓(Left Ventricular Assist System、略称LVAS)」が注目を浴びています。

テルモは、第3世代の左心補助人工心臓と呼ばれる長期使用が可能なLVASの開発を目指し、遠心ポンプの内部で回転して血液を押し出す羽根車を、磁気で浮かせて回す独自の「磁気浮上方式」※2を採用しました。そのため、機械的な接触部がなく長期の耐久性が期待できます。また、血液のよどみがなく流れがスムーズなため血栓ができにくい構造になっています。サイズが小型なため、小柄な患者さんへの埋め込みも可能です。

※2. 磁気浮上方式は、元京都大学工学部 赤松映明教授とNTN株式会社が共同で考案した磁気浮上型遠心ポンプの技術を導入し、共同開発しました。



「補助人工心臓開発Informantion」
URL: http://www.terumo.co.jp/duraheart/


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