


最近、慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)という新しい病気の概念が注目されています。CKDとは、腎障害を示す所見や腎機能低下が慢性的に続く状態で、放置したままにしておくと、末期腎不全となって、人工透析や腎移植を受けなければ生きられなくなってしまいます。末期腎不全は全世界的に増え続けており、いわゆる“隠れ腎臓病”のうちに、早期発見、早期治療することが大切です。

腎臓には、①たんぱく代謝物の排泄、②水電解質の調節、③酸塩基平衡の調節、④ホルモンの産生という重要な働きがあり、この中心的役割を担っているのが、糸球体という毛細血管のかたまりです。糸球体は、血液を濾過して尿をつくるフィルターの役目を果たしていますが、腎臓が障害されるとこの機能が失われ、老廃物がうまく排泄できなくなったり、体に必要なたんぱく質まで尿と一緒に排泄してしまうようになります。
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