


血糖値は、空腹時に低く、食後に高くなるのが普通です。進行した糖尿病の人では、空腹時・食後とも高い状態が続きます。最近、空腹時血糖値は正常または境界領域でも、食後の血糖値のみが糖尿病(200mg/dL以上)の人と同じくらい高くなる「食後高血糖」が注目されています。
こうした「食後高血糖」は、糖尿病の初期にみられ、この状態を放置しておくと、やがて空腹時血糖値も高くなり、重症な糖尿病へと進行してしまいます。


大規模臨床試験から、空腹時血糖値だけでは糖尿病と気づかず、経口ブドウ糖負荷試験によってはじめて糖尿病と診断される人が45%もいることがわかっています。つまり、空腹時血糖値による診断だけでは、糖尿病初期の患者さんを半数近くも見逃してしまっているのです。

(日本糖尿病学会:科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン,2004および DECODA Study Group:Diabetologia 2000;43:1470-1475 より作成)
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