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血圧の話

高血圧症に糖尿病が加わると脳血管障害などに

仮面高血圧などの可能性もあるので家庭での測定で正しい数値を知る

ところで、血圧は病院で測るものと思っている人も多いでしょう。しかし、医師の前で測る血圧は、必ずしも正しくないことが最近わかってきました。降圧剤を服用されている方の場合でも、薬の効果が持続している間にたまたま病院で測定した際に血圧が正常であっても、薬の効果がきれて翌朝には上がってくる「仮面高血圧」の可能性もあります。ですから、より正確な血圧を測るなら家庭でのコンスタントな血圧測定が必要です。

図3 血圧の測り方具体的には平常時の血圧に加え、起床後1時間以内、降圧剤を服用されている方は、服用前の朝の血圧を測ることが必要です。

図3にあるような正しい測定方法で家庭血圧を測定し、最高血圧が135mmHgを超えるようなら、病院で医師の診断を受けましょう。また、そこまで高くなくても、最高血圧が恒常的に120mmHgを超えるようなら要注意です。高血圧の原因を解消するために、ウォーキングなど軽い運動をしたり、塩分の少ない食生活(一日6g以下が目安)を心掛ける努力が必要になります。また、たばこは血管を収縮させたり、動脈硬化を促進する成分が含まれているので、禁煙を心掛けるようにしてください。


血圧で将来の自分の健康状態を予想“素顔の血圧”を知るために一家に1台

血圧の測定は血液検査などに比べて簡単ですが、自分の「将来の健康」をも予測できるわかりやすいバロメーターです。まずは一家に1台血圧計を置くことをおすすめします。家庭でリラックスした状態で正しく測ることで、自分の“素顔の血圧”を知り、日々の健康管理に活かすことができるからです。家庭用の血圧計も最近はさまざまなタイプのものが市販されています。そのなかでも私が強くおすすめしているのが、上腕部で測るスタンダードなタイプの血圧計です。指や手首で測るものも出回っていますが、こういったものは手軽である一方、精度が高いとはいえません。きちんと測定したいなら、やはり上腕で測るものを使うべきです。高齢になっても健康的で楽しい生活を送るためにも、ぜひ家庭での血圧チェックを実践していただきたいですね。


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