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血圧の話

早朝高血圧など隠れた高血圧が危険

tochkubo
杤久保 修先生
循環器専門医、内科認定医、医学博士

とちくぼ・おさむ/1968年、横浜市立大学医学部卒業。現在、横浜市立大学大学院医学研究科社会情報医科学 情報システム予防医学 教授。予防医学や循環器病学、高血圧、血圧測定法などを専門とする。著書に『血圧の測定法と臨床評価』(メディカルトリビューン社)、『お腹の脂肪と成人病』(健康科学センター)など。

「早朝高血圧」など隠れた高血圧が危険。心筋梗塞や脳卒中になる前に、「家庭での血圧測定」で早期発見を!

日本人の1/3が高血圧脳卒中など大病の原因

図1 1日の最高血圧(SBP)、最低血圧(DBP)なんと日本人の3分の1である約4,000万人が「高血圧」であるといわれています。血圧というのは、全身に血液を送り出す時に血管にかかる圧力のことで、それが高ければ高いほど血管への負担は大きくなります。高血圧の定義は「上が140mmHg/下が90mmHg以上」とされていますが、最近アメリカでは「上が120mmHg/下が80mmHg以下」を正常と考える動きもあって、その基準だと日本人のおよそ半分が血圧が高いということになってしまいます。

高血圧は自覚症状がないため放置されやすく、知らず知らずのうちに血管を痛めてしまい、脳卒中や脳梗塞、心筋梗塞といった大病を引き起こします。別名「サイレントキラー」(沈黙の殺し屋)とも呼ばれるのはそのためです。

ですから、まずは自分の血圧を知ることが大切です。ただ、血圧は睡眠中に下がり、目覚めと共に上がりだすといったように、1日の中で常に変動しています(図1)。高血圧かどうかを見極めるには、1番低い、基底(基礎)血圧を調べるとよいでしょう。もっとも血圧が落ち着く就寝前に、安静の状態で血圧を測ってみてください。その数値が高ければ、常に血管に負担がかかっているわけですから要注意です。


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