
心臓から血液が送り出されたその瞬間、大動脈の壁はぐっと押し広げられ、つぎの血液をためている間には広がった大動脈の壁もまたもとに戻ります。このように、動脈が血液で内側から押される圧力を「血圧」と呼びます。
心臓が収縮し、送り出された血液によって動脈壁がもっとも膨らんだ時の圧力のことをいいます。
心臓が拡張し、動脈壁が元に戻った時の圧力のことをいいます
WHO(世界保健機構)およびISH(国際高血圧学会)の血圧分類は右の表のようになっています。
ただし、この分類をもとに自己診断を下すのは危険です。気がかりな点は医師に相談しましょう。薬の服用は医師の指示に従ってください。
血管が広がったり、もとに戻ったりする血管壁の運動はどんどん末梢の動脈に波のように伝えられます。手首などでとる脈はこの波が伝わったもの。血管が末梢に向かって枝分かれするに従って、ごくわずかずつ圧力も低くなっていきます。ですから心臓に近くて太い動脈と心臓から遠くて細い動脈では血圧も異なるのです。
じつは、高血圧症の90%以上を占める「本態性高血圧症」のことは、まだはっきりわかっていません。遺伝、環境要因、食生活、ストレスなど多くの原因で発症します。もうひとつは臓器の病変から生じる「二次性高血圧症」。これには腎性高血圧、甲状腺機能亢進症による高血圧、心臓や血管の異常による高血圧などがあります。
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