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健康ガイド

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の方向け栄養情報

2.十分な栄養を摂りましょう

体のエネルギー源として、1日に2,000~2,300kcalが必要です(体重50kgの人で安静時必要エネルギー量が1,500kcalの場合、その1.5倍の2,250kcalが目標となります)。食品で表すとこれくらいの量になります。

エネルギーをたくさん摂るには

1日3回の食事に2回の間食を加えるなど、食事の回数を多くしましょう。

果物やヨーグルト、チーズ、ゆで卵などを手の届きやすい所に置いておく、または買いおきや作りおきをするとおやつ時に手軽に食べることができます。

エネルギーを効率よく摂る工夫

調理に油をうまくとり入れる

油は少量でエネルギー量が高い食品です。茹でたり、蒸したりするだけでなく、炒め物や揚げ物にするなど、油を上手に利用しましょう。

魚や肉を食べる。

特にアジ、サバ、いわしなど青身魚には良質な脂肪が含まれます。動脈硬化などの血管障害を引きおこしにくいといわれています。

量をたくさん食べられない場合は、栄養補助食品を利用する方法もあります。

食事の例

10代~20代の青年期に必要な量に匹敵しますので、相当な量になります。

朝食
パン、はちみつ、バター、コーヒー牛乳、ハムエッグ、トマト
10時
バナナヨーグルト、紅茶
お昼
チャーハン、卵スープ、ほうれん草のおひたし
3時
どらやき、お茶
夕食
ご飯、味噌汁(なす)、きんぴらごぼう、小アジのから揚げ、大根の葉としらす干しのいり煮、りんごの甘露煮

ポイント

  • 栄養バランスの良い食事にするために「主食+主菜+副菜+果物/牛乳」を心がけましょう。
  • 1日30種類ぐらいの食品をバランス良く摂るようにしましょう。
  • 高エネルギー、高たんぱくの食事にしましょう。

    ただし、糖尿病、肥満、腎臓病、高脂血症などで、特別な食事療法の必要のある方は、主治医とよくご相談下さい。

高たんぱくを効率よく摂るためには

たんぱく質は筋肉を作るのに大切です。
たんぱく質は約20種類のアミノ酸でつくられていますが、とりわけ体内で合成することが出来ないBCAA(分岐鎖アミノ酸)は積極的に摂るようにしましょう。COPD患者さまの場合、このBCAAとAAA(芳香族アミノ酸)との比率(フィッシャー比)が低下することがあるため注意が必要です。

これらのアミノ酸をバランスよく含んだたんぱく質を「良質のたんぱく質」といいます。良質のたんぱく質は、魚介類(かつお、まぐろ、アジ)、肉類(牛肉、豚肉)、卵、豆腐、チーズ、牛乳などに含まれます。

魚介類

卵、豆腐、チーズ、牛乳

肉類

ただし、腎疾患を合併している方は、主治医に相談してください。

カルシウムも大事

カルシウムは、骨や歯をつくる大切な材料です。
リンやビタミンDと一緒に働くことで丈夫な骨をつくります。高齢の方はカルシウムが不足しがちですし、ステロイドホルモン剤を内服している方は、骨に含まれるカルシウムが少なくなってしまうので、注意が必要です。
カルシウムは、牛乳、チーズなどの乳製品、ごま、海草類、小魚類などに多く含まれています。

ビタミンDは

  • 腸管からのカルシウム吸収を促進して、骨へのカルシウムの取り込みを調節します。
  • 太陽の光を受けて体内でも作られるので、適度な日光浴や屋外での運動も大切です。

水分は?

水分を摂るとたんが出やすくなり、気管の衛生が保ちやすくなります。水やお茶を飲むとせきが出やすい場合は野菜ジュースなど濃度の濃い飲み物を飲みましょう。
ただし、心不全などで水分制限のある方は主治医に相談が必要です。