心臓の筋肉を走行する血管(冠動脈)が、狭窄(狭くなったり詰まってしまうこと)して、必要な酸素や栄養が供給できなくなる疾患。激しい痛みを伴い、重症の場合は死に到ってしまいます。この治療は、血液が流れず酸素や栄養が供給できなくなった心臓組織に、再度血液を流すことが必要です。治療法には、病状や患者様の状態によって、薬物治療、CABG(バイパス手術)、PTCAが選択されます。
先端にバルーン(風船)が付いた直径1mm程度の細いチューブ(カテーテル)を、腕や大腿部の動脈から挿入し、心臓冠動脈の狭窄部に通します。そして先端のバルーンを膨らませ、狭窄した血管を押し拡げることで、血流を回復させる治療です。
現在国内の1000件を越える医療施設で、約18万症例/年のPTCAが行われています。 PTCAの利点は、体にメスを入れる心臓バイパス手術に比べて、患者様の肉体的な負担が少ないことです。そのため65歳以上の高齢者への治療にも適しています。入院期間は数日と短く、米国では日帰り手術も行われています。 |
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| PTCAは利点の多い治療法ですが、治療を受けたすべての患者様が完治するものではありません。治療後6ヶ月で約4割の患者様が、再び同じ場所が狭窄してしまう(再狭窄)という問題があります。この原因はすべて解明されていませんが、再狭窄を予防する器具や薬剤の研究開発が進んでいます。その1つがコロナリーステント治療です。このPTCAにつきましては、専門の医師にご相談ください。 | ||